出版社内容情報
町内の銅像に突如現われたゴボウ。いたずらなのか? 町の飼い犬たちがリードを外して事件に挑む! なんともワンダフルな傑作!
内容説明
俺は犬。名はアロー。幼い柴犬・ボンタから依頼を受け、公園に突如出現したゴボウの謎を調査するはめになった俺を待ち受けていたのは、不気味な幽霊犬の噂と深まる謎だった。その矢先、またしても奇怪な事件が起きた…。犬の鋭い嗅覚と観察眼をもってしか気づけない「不可能犯罪」を解きあかすべく、リードから放たれた犬たちが深夜の街を疾走する。涙と笑い満載、世界初のドギー・ハードボイルド。
著者等紹介
霞流一[カスミリュウイチ]
1959年、岡山県生まれ。映画会社に在職中の1994年、『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリ大賞に佳作入選し、作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nins
35
犬の目線で語られる犬の世界どっぷりのハードボイルドミステリー。会話はバウス。主人公の探偵役アロー。柴犬のポンタからの依頼は、公園にあるヒーロー犬レノの銅像の前に突如現れたゴボウの謎。事件を追ううちに増えていく事件。大きな木に引っかかったレッドカーペットの謎。さらにレノの幽霊騒ぎ。ハードボイルドに加えて犬アクション。一癖あるプロ犬GOOD8達の存在。参考資料が宮部みゆき「心とろかすような」もうなずける楽しさ。犬好きでなくてもちょっと軽めのハードボイルドものとして楽しめる。ページに描かれたパラパラマンガも○。2012/12/08
み
24
感想を読んで気になった作品。面白かったし、キュート♪G8の方々の特にポーリーの特技にぽか〜ん、いくら何でも^^;んでも楽しみました。2018/02/19
momi
18
本屋の新刊コーナーで目にとまり即買い!もーとにかく犬好きにはたまらない作品!!総勢二十匹もの個性的な犬達が特技をいかし、身の回りでおきる珍事件を解決していきます。勢いスピード感があって、犬達が駆け回って事件を解決して行く様子が目に浮かぶようなワクワクしながら、ニコニコしながら読みました。登場犬は、柴犬、コーギー、プードル、チワワにブルドック、ゴールデンにハスキー…他の犬種もたくさん活躍!ここでは、犬達の世界にも「犬の掟」またの名を犬法(けんぽう)と言われるものがあるそうです。犬好きさんにオススメです 2012/11/22
miroku
16
まあ・・・こんなものかな。しかし『ロンググッドバイ』と、何も関係ないじゃないか!2015/03/23
あらあらら
13
犬の目線だとこうなるのかと感心します。キャラクターもたってて面白い。バカミスの大家らしい霞氏の初読だけど良かったな2015/04/15