出版社内容情報
「高句麗は中国か朝鮮か?」「日宋貿易が招いた平安末期のインフレ」――二千年にわたる「三国の交流と争いのドラマ」がまるごとわかる!!
内容説明
韓国や中国の歴史ドラマに出てくる「倭人」。一体何時代の人たちか疑問に思ったことはないだろうか?本書は、そんな知ってるようで知らない三国の歴史を同時並行で学ぼうというもの。なぜ大和朝廷は新羅VS百済の戦いに参加したのか?「日本」をはじめて認めたのは則天武后?李氏朝鮮の王子が清の人質になった理由など、政治から文化、経済まで三国の意外な歴史がよくわかる。文庫書き下ろし。
目次
01 日本・中国・朝鮮半島のなりたち
02 秦の統一と卑弥呼の登場
03 百済・新羅と大和朝廷
04 唐・高句麗・新羅それぞれの事情
05 吹き荒れるモンゴルの嵐
06 海賊・貿易、アジアの大航海時代
07 安定政権で交わる三国の文化
著者等紹介
小口彦太[コグチヒコタ]
1947年生まれ。早稲田大学法学学術院教授、同アジア研究機構長。『ワセダアジアレビュー』(早稲田大学アジア研究機構)の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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maito/まいと
15
日本はともかく、中国と朝鮮の歴史は結構勉強になった。特に古代の朝鮮は知らないこと多かったなあ。本自体は一テーマ見開きの完結型なので読みやすく、ときたま入ってくるドラマや映画の紹介は意外と記憶に残る(笑)中国の影響をかなり受けている朝鮮というイメージだったが(ほとんどその通りではあるものの)独自色をしっかり持っていて、深掘りしていくとおもしろそうだ。現在は国家間で必ずしも上手くいっていると言えない関係だが、せめて歴史だけは偏見無く理解しておきたい(それが難しいのだけど)2019/05/04
はみだし
5
特に韓国の歴史を知らなかったので、簡略ではあるが、イメージをつかむことができた、2019/09/09
ドットジェピー
4
面白いアイデアの本だと思います。日本史は勿論ですが、中国と韓国の歴史も同時にわかるというのは魅力的です。但し、ざっくりなので、不足な部分もあると思いました2020/06/30
岡本
2
バラバラに学ぶと分かりづらい日中韓の歴史を同時に学べる一冊。なお日中韓と言うよりも大陸、半島、列島に在った国国々ですが。時代毎に章に区切り、エピソードを紹介する感じです。因みに日本の事は他に比べて少なめかな。あとエピソードに関連した映画やドラマの紹介があるのでそういうのが好きな人には嬉しい情報かも。2013/11/12