PHP文庫
江戸・東京歴史ミステリーを歩く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569676791
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0195

出版社内容情報

将門の首塚やお岩の墓、刑罰史跡などを人気ホラー作家や妖怪研究家が案内。本格ミステリ大賞受賞の編者が選ぶ不思議ツアーを堪能する

【著者紹介】
ミステリー作家

内容説明

「飛来する将門の首」「四谷怪談」「置いてけ堀」「番町皿屋敷」…江戸・東京を舞台にした怪奇談は非常に多い。そこは古より魑魅魍魎が渦巻く魔界都市なのだ。本書では、そんな怪異スポットを人気ホラー作家や妖怪研究家などが独自の視点で案内。紙上ミステリー散歩を楽しむのもよし、実際に足を運ぶのもよし、東京の不思議な一面が見えてくる。

目次

第1章 東京の将門伝説を巡る(加門七海)
第2章 四谷怪談の真相に迫る(村上健司)
第3章 岡本綺堂の怪談に震える(島村菜津)
第4章 東京・妖怪お化けツアーを歩く(多田克己)
第5章 江戸の捕物と拷問の世界を知る(伊能秀明)
第6章 妖怪博士の妖怪庭園に遊ぶ(千葉幹夫)
第7章 乱歩の東京幻想空間を彷徨う(三津田信三)
第8章 お化け建築家の物の怪を探す(青木祐介)
第9章 古本屋探偵、神田神保町に現わる(紀田順一郎)
第10章 謎の大江戸線、首都の地下網を行く(秋庭俊)

著者等紹介

三津田信三[ミツダシンゾウ]
出版社勤務を経て、2001年に『ホラー作家の棲む家』(講談社、文庫化で『忌館―ホラー作家の棲む家』と改題)で作家としてデビューする。本格的なミステリーとホラーを絶妙に融合させた独特の作風で、多くの読者を魅了しつづけている。また『水魑の如き沈むもの』(原書房)にて第10回本格ミステリ大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

33
東京に住んでいたら、おもしろいだろうな。東京は関東大震災と東京大空襲でそのほとんどが一掃されたというが、その中でもこれほど多くのモノが残っているのはほんとうにすごいと感じる。また、東京に集まってくる人が新たに積み上げていったモノもあって、なんでも取り込んでしまう日本人のバイタリティの象徴という感じで、なかでも井上円了の妖怪庭園と伊東忠太のエージャンな建造物には強く惹かれる。2012/07/12

夜の女王

27
江戸・東京についての妖しい謎を、10人のライターがそれぞれの視点から書いている。一番は将門。明治政府が神田明神の祭神から将門を外したとか。戻ったのは昭和60年。もしかしたら敗戦は祟りかも(^^;)))?四谷のお岩稲荷の向かいの陽運寺は便乗商法でお岩さんを祭ってるとか。散歩で遭遇した小さなお稲荷さん(飯田橋の桐生稲荷)が、実は皿屋敷の謂われを持っていたとか、知ってる場所の知らないエピソードが出てきて、実に興味深い。ただ最終章の、大江戸線が地下空洞を繋げて造ったって話はミステリーと言うよりSFに近い(笑)  2019/01/16

HANA

12
『ワールドミステリーツアー13』まさかの文庫化。とりあえず一巻目に東京を持ってきたのは正しい判断だと思う。将門をめぐる旅とか乱歩小説の舞台を歩く、神保町古書店巡りなどツボを押さえた内容は流石三津田信三だと思った。このシリーズは買い逃していた巻があるので、願わくば全巻文庫化してもらいたいものである。2011/08/06

rokoroko

11
将門の首塚の話など妖しい話を集めたもの。東京駅付近を歩いていたら周りと場違いなものが・・これが首塚。怖れる人を笑いたくなるような場所にある。また私の地元の本所7不思議(これは山田屋の人形焼きの味)など。懐かしい話があり知らない話もあり為になる本だった。東京そぞろ歩きの前にまた読みましょう2019/01/21

チェブラリー

5
たまにこう言う本を読んでみたくなります。 観光はなかなか出来ないけどね。2011/08/19

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