出版社内容情報
秦代末期にあまたの将が群雄割拠する中で、ひときわ異彩を放ちながら覇権を求め、項羽を討ち劉邦を射殺した猛将・黥布の生涯を描く。
【著者紹介】
作家
内容説明
秦朝末期、天下の覇権を争った項羽と劉邦。この二大英傑に挑んだ百戦無敗の魔神こそ黥布である。猛者ぞろいの項羽軍にあっては常に先鋒をつとめ、のちの戦いで劉邦に致命傷を負わせた猛将は、20万の秦兵を殺戮したアンチヒーローとして『史記』では描かれている。英布と呼ばれた善良な馬喰が、予言どおり黥刑を受けたのちに王にまでのしあがった苛烈な生涯を、新しい視点で描いた力作。
著者等紹介
加野厚志[カノアツシ]
1945年、旧満州国大連生まれ。日本大学文理学部中退。以後さまざまな職種を変転した。『天国の番人』で第47回オール讀物新人賞を受賞し、NHK教育テレビ“若い広場”の司会なども経験。戦国・幕末の時代小説や、三国志関連の小説執筆で活躍中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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