内容説明
ビール会社のエリート宣伝部から、突然、売上げ最低支店に飛ばされたオレ。待っていたのは小狡い上司と、だらけた空気。田舎のドブ板営業を舐めきってきたオレは赴任早々、得意先で大失態を演じてしまう…。ここで結果を出さねば本社へ帰れない。よし、売ってやろうじゃないか!アホな上司や性悪同期に負けてたまるか!瀬戸内の青い空と海を背景に、爽やかで、ほろ苦い、共感度120%のザ・営業成長小説。
著者等紹介
吉村喜彦[ヨシムラノブヒコ]
1954年、大阪生まれ。京都大学教育学部卒業。サントリー宣伝部勤務を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
255
「ビールは野菜です。野菜は鮮度が命でっしゃろ? ビールもいっしょですわ」これ。ビール会社営業のお仕事小説。地方営業に左遷されて、大ポカをやらかしつつの、旧態依然組織への逆転劇。著者吉村さんの経験が多分に詰められているのでしょうけれど、フィクションとの境界線が気になりますね。瓶ビール主体の時代。缶ビールを促す事で商機を奪うって感じ……二十世紀末って事? なんて思っていたら、後半も後半。手紙に198X年って書いてた。そりゃ、ネット(含むメール)も携帯もPOSなんかも無い訳だよ。イルカはペンギンですね♪2025/06/11
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
124
大手酒造メーカーの花形、宣伝部から酒と女の不祥事で地方支店に飛ばされた〈おれ〉。返り咲くには営業でめざましい結果を残すしかないが、そこは売上が全国最下位の吹き溜まり。上層部は社内政治にしか関心のない俗物ばかり。何度も心が折れそうになりながらも、数名の心ある仲間とお客に支えられ、ビールの拡販に奮闘する毎日。社内に不穏な空気が漂う中、勝負の時が訪れる。作者は元サントリーの宣伝部出身。時代は多分80年代と思われる。ライトな語り口ながら、酒の素晴らしさと怖さがしっかり描かれている。〈ビタースイート〉なお仕事小説。2015/05/06
紫綺
94
単行本で読了。表紙が旨そうだ!2013/11/28
やも
74
俺は美少年じゃなくてビールボーイ🎶思わずケツメイシになってしまうようなタイトル🍺酒メーカーに入って、広告部で宣伝バリバリでやりたかったのに、酒のやらかしで広島に飛ばされた主人公。広島での役職は営業。広島でも中々のやらかしっぷり。首にならんかったんが不思議だけど、愛嬌とガッツと、何より広島で出会った人たちに恵まれたからだろね。直属上司の芝さんがめちゃくちゃいい人だわ。広島で結果を残そうと、すったもんだ。缶ビールが主流じゃない時代設定が新鮮。◯◯◯さんは死ぬ設定にしなくてもよかったんじゃないかと思う。2024/07/26
相田うえお
74
★★★☆☆登録忘れ。いつものように読友さんの見てたら、読んでたのを思い出しました。ありがとうございます。登録してたような気もしたのですが。