PHP文芸文庫<br> ビア・ボーイ

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ビア・ボーイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569676517
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ビール会社のエリート宣伝部から、突然、売上げ最低支店に飛ばされたオレ。待っていたのは小狡い上司と、だらけた空気。田舎のドブ板営業を舐めきってきたオレは赴任早々、得意先で大失態を演じてしまう…。ここで結果を出さねば本社へ帰れない。よし、売ってやろうじゃないか!アホな上司や性悪同期に負けてたまるか!瀬戸内の青い空と海を背景に、爽やかで、ほろ苦い、共感度120%のザ・営業成長小説。

著者等紹介

吉村喜彦[ヨシムラノブヒコ]
1954年、大阪生まれ。京都大学教育学部卒業。サントリー宣伝部勤務を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

124
大手酒造メーカーの花形、宣伝部から酒と女の不祥事で地方支店に飛ばされた〈おれ〉。返り咲くには営業でめざましい結果を残すしかないが、そこは売上が全国最下位の吹き溜まり。上層部は社内政治にしか関心のない俗物ばかり。何度も心が折れそうになりながらも、数名の心ある仲間とお客に支えられ、ビールの拡販に奮闘する毎日。社内に不穏な空気が漂う中、勝負の時が訪れる。作者は元サントリーの宣伝部出身。時代は多分80年代と思われる。ライトな語り口ながら、酒の素晴らしさと怖さがしっかり描かれている。〈ビタースイート〉なお仕事小説。2015/05/06

紫 綺

94
単行本で読了。表紙が旨そうだ!2013/11/28

相田うえお

74
★★★☆☆登録忘れ。いつものように読友さんの見てたら、読んでたのを思い出しました。ありがとうございます。登録してたような気もしたのですが。

まさきち

51
福浦を舞台にエリート街道を走ってきた上杉が酒業界で成長し、一波乱を起こすお仕事小説。書店ガールと通じるもののどことなく幼いような、でも懐かしいように感じるのは男社会を扱っているからか。でも読み終わった時には爽快な気分になれる一冊。そして愚かな酒飲みたる己には耳が痛い金言も多々見られて参考になりました。2015/10/21

糜竺(びじく)

48
文体もサクサクと読みやすく、予想以上に面白い小説でした。ビール会社のエリート宣伝部から田舎に左遷されて飛ばされた主人公が、まさに現場の最前線で営業を行って成長していく物語です。色々と学べる内容で、ビジネス現場での立ち居振舞い方のヒントを読み取る事が出来ました。お酒業界の実態や、会社が実際には様々な人間関係によって動く事を学ぶ事が出来ました。私も多少、接客などもするので、興味深く読めましたし、その営業の大変さも共感できる部分がありました。現場でも色々学べる事があるのを教えてくれる一冊でした。2016/07/04

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