内容説明
糸井重里がうなりつづけた、深くてタメになる名言の数々―糸井重里と邱永漢の対談本、待望の文庫化。
目次
第1章 お金について、どう考えはじめればいいのですか?
第2章 事業・株式上場・給料生活・インターネット
第3章 人間・邱永漢が知りたくなります
第4章 人生というゲームを生きるために
第5章 人の気持ちがわかれば、商売のヒントもわかります
第6章 自分のセンスと、お金を容れる器
第7章 未来のことを経験している人は、誰もいないけど
著者等紹介
糸井重里[イトイシゲサト]
1948年群馬県生まれ。法政大学文学部中退。コピーライターとして活躍しながら、ゲーム製作、作詞、文筆(詩・小説・エッセイ)などの創作活動を行う。1979年東京糸井重里事務所設立。1998年ホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設
邱永漢[キュウエイカン]
1924年3月台湾台南市生まれ。1945年東京大学経済学部卒業、1946年~54年台湾・香港にて銀行員・貿易商など国際舞台の第一線で活躍。1954年より日本に住む。1955年小説「香港」にて第34回直木賞を受賞。以来、作家・経済評論家・経営コンサルタントとして知名度が高く、また自分でも多数の会社を運営している。現在、webサイト「ハイQ」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
153
実業家であり作家であった邱氏と糸井氏の濃密対談。「林深則鳥棲、水廣則魚遊」林が深ければ鳥が棲む。水が広ければ魚泳ぐ。…お金の価値、交換価値としては同じだが心理的価値は人によって異なる。少金で幸福の人もいれば、大金でも満足できない人がいる。お金に支配されずいかに楽しさを感じるのか。20代のお金は残らないという。成功の影には多くの敗北がある。…ひとり静かに考える時間を持つことは大事。どこかで孤独を抱えている人は新たな思考を生む。失敗の回数が言葉の重みとなる。苦しみは幸せを求めている途中にあるからこそ楽しめる。2022/03/12
小梅
80
邱永漢氏の本を読んだ事がなかったが、是非読んでみたいと思う。お金を入れる器の大きい人と小さい人がいる。マーカー引きたくなる言葉はちゃんと太字にしてあるのがニクイです。2014/09/08
あふもん
45
おもしろったです。この不思議な感覚何だろう、やらかいベンチャーって感じ?2019/06/10
Kentaro
27
お金の流れというのは黄河の流域みたいなものだから、しょっちゅう川の流れが変わる。川の流れが全部変わってしまって砂漠のようになっている場所でお金儲けをしようとしても、もう水も流れてない所で、魚釣りしているようなもので魚はもういない。 事業は果樹園のようなものだ。いくら整備して、木を植えてということをやっても、そこからの時間がかかる。コメは一年でできてしまうけれども、果樹園はもっと時間がかかる。 どんな旅に出るときにも、路銀というものが必要になる。少なくても旅はできるし、多ければ多いでできる。2019/05/04
yutaro sata
25
再読。お金持ちになっても幸せにはならない。お金を持っていないときにそんなことを言われたって分からない、という辺りが一番面白いかな。落語の水屋の富みたいな話。 お金って、中間ぐらいで止めておくのが一番難しくて、全然使わないか、がんがん使っちゃうかになってしまうというのが今のところの個人的な感想で、そこら辺は失敗しながら上手くなっていくのかしら、と思ったり。2024/12/29
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