内容説明
尿に多量のたんぱくが出ているのに、腎機能にはまったく異常がない―。美人医師・若松みなみの検査を受けた大学生の真柴徹は、以前に軽い気持ちで参加した治験のアルバイトに疑いを抱く。一緒に治験を受けた火野美紀とともに真相を探り始めるが、彼女は突然行方不明になってしまった。美紀を救うべく、単身敵地に乗り込んだ真柴は、恐るべき計画の存在に気づいたのだが…。医療ミステリー最新作。
著者等紹介
仙川環[センカワタマキ]
1968年東京生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。新聞記者となり、医療技術、介護、科学技術の分野を担当しながら小説を執筆。2002年に、『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。現在は執筆活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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SF・ホラー本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
203
面白い軽めのサスペンス。背景が大掛かりな巨悪が多い医療系のサスペンスの中にあって本作は小悪くらい。法規制はかけなきゃダメだが、ここで行われた悪事って、それほど悪いことかな?殺人や詐欺はもちろん論外だが、キモとなる悪事にそれほど抵抗が無い気がする。文は読みやすいしつかみもうまい。主人公のウジウジした性格だけが難で、時々読むのがつらくなった。優柔不断な男主人公より2人の毅然とした女脇役が光る。2019/04/12
ダイ@2019.11.2~一時休止
103
治験のバイトをした後に問題発生。そこそこ面白かったけど主人公が・・・。2017/03/11
ミカママ
75
おそらく初読み作家さん。医学的知識のある作家さんらしいので(でも医師ではない?)、どこまでリアルなんだろう、と興味深々。登場人物が比較的少ないので、読みやすくもありました。ただし・・・事件の解決があまりに安易。偶然が重なって、みたいなラストは、多くのミステリーファンが納得しないんじゃないかなぁ。2014/11/27
Take@磨穿鉄靴
62
タイトルからもっとおどろおどろしい話をイメージしていたけど読んでみたら意外とライトな内容だった。主人公が男子大学生なのでその影響か。火野美紀目線の話だとしたらもっと変わった印象になったと思う。真柴目線だとテーマがこれでもライトノベル。飯塚が良い味出してた。★★★☆☆2018/05/10
mr.lupin
56
医療ミステリーかなっと思っていたけど、割と医学的な話は少なかった感じ。でも人体工場。。。。なるほど~そんな意味があったとは。あんな展開、こんな展開、スピード感があって1日で一気読みした面白さです。 ☆☆☆☆☆2016/05/11
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