内容説明
木に上って降りられなくなったり、獲物を土産に持ち帰ったりと、一見意味不明に思えるネコの行動。本書はそんな彼らの特徴的な行動を分析し、その理由を明らかにします。「甘えん坊ほど顔の近くで眠る」「魚が好物なのは日本猫だけ」「おとなになっても飼い主を母親だと思っている」など、驚きの事実が満載。知っているようで知らないネコの実態を理解し、もっと仲よくなるための一冊。
目次
第1章 猫の体には不思議がつまっている(貧しいノラ猫は猫舌にならない;猫にも乳歯と永久歯がある ほか)
第2章 気まぐれで頑固な猫の行動(猫も木から落ちる?;爪研ぎは猫のなわばり宣言 ほか)
第3章 猫のひたいにはどんな脳ミソが?(雨の日の猫はとことん眠い;猫は一生の三分の二を眠って過ごす ほか)
第4章 猫と飼い主は親子の関係で結ばれている(おしゃべり猫は赤ちゃん気分;最近の猫は死ぬときも姿を隠さない ほか)
第5章 猫の食生活は変わってきている(日本猫の「おふくろの味」は魚;猫は食品チェックができる ほか)
著者等紹介
加藤由子[カトウヨシコ]
1949年4月26日生まれ。日本女子大学卒。生物学(動物行動学)専攻。「ヒトと動物の関係学会」理事。動物関係のライターとして、各方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃちゃ
16
表紙が最強。そうだね~。眠いのよね~。うんうん,ずっとねててもいいよ。何でも我が儘を許してしまいそうでコワイ・・・。現代のねこはエイリアン化してるのだと。子猫の時に,ゴミ箱を漁って生きてきたから,おかしなものを当たり前に食べるも増えてるそうな・・・。人間が他の動物の生き方を変えてきてしまっているということがたくさんありすぎだなあ・・・。2010/10/26
ミナコ@灯れ松明の火
13
猫バカなので、文句なくかわいい。が、挿入されているマンガが本文をなぞっているだけだったのがちょっとだけ残念。表紙の写真だけでどんぶり飯3杯はいける。かわいい!!!!!!2010/09/27
ゆずこ*
1
★★★2023/06/29
まめだぬき
1
本物の猫は飼えないからせめて気持ちだけでも2010/12/20
左近
0
須藤真澄の『ゆず』漫画付き。タイトルと表紙から、ただただ猫の愛らしさを羅列する本を連想しそうだが、中身は割と充実した猫の生態観察。著者も猫をあれこれ構って考察して、結局のところ、可愛くて仕方ないのだろう。現代のペットとして飼う以上、猫の安全面、飼い主の精神面、近隣住民への配慮という点で、室内飼いにすべきだと、自分も思う。こういう本は、“ウチの子”を膝に載せて撫で撫でしながら読まないと、愛が溢れて発狂(比喩的な意味でね)しかねないのだが、我が家の御姫様は16才で世を去り、もう居ない。寂しいなぁ…2015/06/13




