内容説明
“地球最後の秘境”である深海。探索が困難な暗黒世界の謎に、人類はどこまで迫れるか。本書は、深海についての素朴な疑問から、深海生物、海底遺跡の謎までを徹底解明。「地球の底は、水深何メートルなのか?」「生きた化石シーラカンスが人類の祖先だった!?」「最新鋭の探査船『しんかい6500』が発見した“地底の裂け目”とは?」など、知られざる神秘の空間がいま明らかに。
目次
第1章 ふとした深海の10の疑問―隠された魅力が埋もれる地球最後のフロンティア(海中のどこからが深海になるのか?;海底にはどんな光景が広がっている? ほか)
第2章 深海とはどんなところか―ダイナミックな光景が広がる深海世界(そもそも海はどうやってできたのか?;二〇〇〇年で世界一周!?深海の流れはどうなっている? ほか)
第3章 深海の解明はどこまで進んでいるのか?―最先端の技術が解き明かす深海の謎(世界トップクラス!日本が誇る海洋調査技術とは?;海面から深海を探る海洋調査研究船 ほか)
第4章 謎に包まれた深海の生物たち―独自の進化を遂げた暗黒世界の住人たち(そもそも普通の海洋生物と深海の生物はどう違うのか?;深海生物は何を食べて生活している? ほか)
第5章 深海にまつわるミステリー―数多くのロマンを残す深海伝説(人工物か自然物か?謎多き与那国島の海底遺跡;伝説のアトランティス大陸がフロリダ沖に眠っている? ほか)
著者等紹介
三輪哲也[ミワテツヤ]
海洋研究開発機構・海洋工学センター・先端技術研究プログラム・グループリーダー。極限環境の深海生物をはじめとして、探査するためのセンサー技術開発、深海環境の調査まで、幅広く深海に精通している海洋研究開発機構広報課のサイエンススーパーバイザー。新江ノ島水族館との深海生物長期飼育研究や、横浜市立大学大学院や明治大学大学院の客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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