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大谷吉継と石田三成―関ヶ原で最も熱い「男の友情」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569673608
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

戦国の世を駆け抜けた刎頚の友・三成と吉継。

関ヶ原合戦で、なぜ吉継は西軍についたのか? 秀吉に見出され、共に小姓から昇進していった三成と吉継の美しき友情を描いた歴史小説。

戦国乱世にあって、刎頚の友の契りを結んだ大谷吉継と石田三成。二人は同時期に秀吉に仕え、ともに小姓からスタートして着々と出世する。しかし吉継は病魔に蝕まれ、一線を引かざるをえなくなるが、秀吉の死後、「義」ゆえに起った三成のために、死を覚悟で西軍に身を投じていく……。二十数年にわたって、友情と信義を貫き通した二人の熱き友情と生き様を描いた感動の歴史小説。

▼文庫書き下ろし。

●序章 諫争 
●第一章 仕官 
●第二章 奉行 
●第三章 義挙 
●あとがき 
●参考文献

内容説明

戦国乱世にあって、刎頚の友の契りを結んだ大谷吉継と石田三成。二人は同時期に秀吉に仕え、ともに小姓からスタートして着々と出世する。しかし吉継は病魔に蝕まれ、第一線を退かざるをえなくなるが、秀吉の死後、「義」ゆえに起った三成のために、死を覚悟で西軍に身を投じていく…。二十数年にわたって、友情と信義を貫き通した二人の熱き生き様を描いた感動の歴史小説。

著者等紹介

工藤章興[クドウショウコウ]
1948年、愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。新聞社・出版社勤務を経て執筆活動に入る。複数のペンネームを使い分け、さまざまなジャンルで健筆をふるっている。歴史分野では現地取材を第一とし、文献資料だけにとらわれない独自の視点で、従来の史観を見つめ直している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

3
三成と吉継という、二人の武将に焦点を当てた歴史小説なのだけど、近年の研究や主説を取り入れた内容になっているので、細かいところにおっ、と思わせるポイントあり。割とコアな歴史ファンでも、意外に知られていない大谷吉継の半生は結構面白い。三成に関しても従来の「横柄な官僚」→「誠実で真面目」キャラで描かれていたのが好感持てる。三成は変に悪役のバイアスかけるよりも、人間味あふれる漢の方が、最近は違和感なく受け入れられるようになった気がするなあ。2011/10/16

BIN

2
普通の大谷吉継ものっぽくタイトルの石田三成は要らないのではと思っていたが、三成の死ぬところまでしっかり書いているので、それで良さそう。裏切りと寝返りの世界で終生途切れることのなかった漢の友情が見える。前半はもともと活躍シーンがないため説明係?的なところになっているのはどうにかしたいところではある。やはりメインの関ヶ原は心情やら戦機の動きとかを詳細に描いて欲しかった。2014/05/15

ふーいえ

1
入門編として読むには面白い。2017/04/13

美亜希

0
吉継と三成の関係が軸になっているので、その周辺が大体今でいう「ナレーションベース」ではあるけど、この二人がどう出会いどう関わっていくかが描かれていくのはとてもよかった。関ヶ原が駆け足だったのでもう少し心情的な描写が欲しかったかも。個人的に、吉継が上杉主従との接点があったといわれるエピソードが出てきて嬉しかったり。2014/01/21

taipoi

0
再読。他の西軍メインの本を読んでいると、あの時代において德川家に立ち向かうことがいかに大変なことか分かる。それを三成への友情から決断した吉継は尋常な男でないし、それをテーマの中心として取り上げた本書も秀逸2013/07/14

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