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修羅の剣〈上〉―幕末の天才剣士・仏生寺弥助

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569673448
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

貧農から出て幕末随一の名を馳せた剣豪の生涯。

幕末随一の天才剣士・仏生寺弥助の短くも壮絶なる生涯。上巻では越中の貧農出身の弥助が、江戸・練兵館で才能を開花させるまでを描く。

越中氷見郡仏生寺村の貧農に生まれ、ござ問屋の下男として働く弥助16歳は、ならず者に絡まれているところをある若侍に救われた。同郷の剣士・斎藤三九郎である。江戸四大道場の一つ、神道無念流練兵館の斎藤弥九郎の弟である三九郎は、弥助に剣術の才を見出して熱心に稽古をつけた。みるみる上達する弥助を愛でた三九郎は、家来に取り立てると約して旅立つ。しかし弥助の運命はその後、急展開する。将来を誓い合ったお里が自害すると、お里を手籠めにした若旦那に鉄拳を見舞い、江戸へと出奔する。

▼苦難の旅を経て、練兵館に転がり込んだ弥助。住み込みの下男となった弥助だが、その才を見出されるのに長くはかからなかった。ご隠居・岡田十松利貞に手ほどきを受け、やがて練兵館でも屈指の剣士に成長する。「仏生寺一流」と名づけられた必殺技も編み出し、剣名は江戸中に知れわたる。

▼幕末の天才剣士とうたわれた仏生寺弥助、上巻ではその研鑽時代を描く。

●仏生寺 
●練兵館 
●菱塚屋敷

内容説明

越中氷見郡仏生寺村の貧農出身、ござ問屋の下男・弥助16歳は、奇縁から同郷の剣士・斎藤三九郎に剣術の手ほどきを受けた。みるみる上達する弥助の才を愛でた三九郎は、家来に取り立てると約して旅立つ。だが、将来を誓ったお里の非業の死を契機に江戸へ出奔した弥助は、三九郎の兄・斎藤弥九郎の神道無念流練兵館に転がり込む。上巻では、幕末の天才剣士とうたわれた男の研鑽時代を描く。

著者等紹介

津本陽[ツモトヨウ]
1929年、和歌山市生まれ。東北大学法学部卒業。サラリーマン生活を経て、小説家を志す。1978年、『深重の海』で直木賞受賞。1995年、『夢のまた夢』で吉川英治文学賞受賞。2005年、菊池寛賞受賞。1997年、紫綬褒章受章。2003年、旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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うたまる

3
「儂は出世できずとも、剣術の腕前だけをみがいて、死ねばええっちゃ。長生きはしとうないっちゃ」・・・幕末を生きた文盲の天才剣士、仏生寺弥助の生涯。山ほど本を読んできたのに、日本史にこんな魅力的な人物がいたなんて知らなかった。もうクソがつくほど面白く、貪り読んだ。来ると分かっていても防げない上段からの面打ちと、「仏生寺一流!」の掛け声と共に繰り出される正面上段蹴り。こんなん漫画ですやん。有り得ませんやん。性格は謙虚で努力家、少年らしさを残しつつ女性に対しては一徹。こんなん堪りませんやん。続きすぐ読みますやん。2016/09/30

どらんかー

1
蹴り技が必殺技みたい2018/06/14

Judy

0
やっと上を読み終わった\(^o^)/。 道場開き記念?の他流試合の描写がよかった。2012/10/22

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