PHP文庫
東北戦国志

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569673134
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

伊達、最上、葦名…激突する奥州の戦国大名!

みちのくの大地で繰り広げられた熾烈な戦い。伊達政宗、最上義光、葦名義広など、奥州の名将・謀将たちを描いた傑作時代小説7篇を収録。

「みちのく」の大地でも乱世の熾烈な戦いが繰り広げられていた!

▼本書は、東北地方を舞台に起こった戦国動乱のドラマを集めた一冊である。

▼蒲生氏郷と伊達政宗の暗闘に光をあてた松本清張の「奥羽の二人」、津軽為信が挑んだ下剋上を描いた長部日出雄の「ゴロツキ風雲録」、豊臣秀吉の天下平定に抵抗した九戸政実の戦いを取り上げた三浦哲郎の「贋まさざね記」など、傑作7篇を収録。

●吹毛の剣(新宮正春) 
●奥羽の鬼姫 ――伊達政宗の母(神坂次郎) 
●ゴロツキ風雲録(長部日出雄) 
●霧の城(南條範夫) 
●軍師哭く(五味康祐) 
●奥羽の二人(松本清張) 
●贋まさざね記(三浦哲郎) 
●解説 細矢正充 

内容説明

「みちのく」の大地でも乱世の熾烈な戦いが繰り広げられていた!本書は、東北地方を舞台に起こった戦国動乱のドラマを集めた一冊である。蒲生氏郷と伊達政宗の暗闘に光をあてた松本清張の「奥羽の二人」、津軽為信が挑んだ下剋上を描いた長部日出雄の「ゴロツキ風雲録」、豊臣秀吉の天下平定に抵抗した九戸政実の戦いを取り上げた三浦哲郎の「贋まさざね記」など、傑作7篇を収録。

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

49
気持ちが暗いと、この手の本は、撃沈。マイナー、暗い、残酷、他の方には面白く読めたでしょうね。清張のは既読でまあまあ、南條氏のはさすがの渋みと切れ味貰えました。また…政宗と最上かぁとなり、聞いたことのない武将は割を食らうのも感じてしまいました。2024/12/10

Ryuji

7
★★★☆☆タイトルのとおり東北地方の戦国時代の短編集。それぞれ味があって面白かったが、特に登場人物がみんな津軽弁で喋る津軽為信を書いた「ゴロツキ風雲録」が良かった。七編の短編であるが、随所に伊達と最上が出てくる、やはりこの時代のこの地方の中心はこの両家なんだなと感じる。2014/01/10

m

6
東北を舞台にした戦国アンソロジー。伊達政宗とその周辺の知識しか持ち合わせていなかったので、全てが新鮮だった。九戸政実や最上義光など、名前は聞いたことあるが何をしたのかよく分からない武将が多く登場する。新宮正春氏の「吹毛の剣」が一番読みやすかった。「霧の城」が切ない。2016/03/29

金目

5
長部日出雄の津軽風雲録に続いて手を伸ばす。長部の「ゴロツキ風雲録」はちょうど津軽~の前日譚になっていて、野崎村の調練、石川城攻めをあぶれ者の視点から描く。相変わらず大浦弥四郎はロクデモネー。このほか、東北の戦国時代で「そこを描くか」と膝を打つような短編7本。剣豪小説のような「吹毛の剣」、謀略と身勝手に振り回された誠実な愛を描いた「霧の城」、蒲生氏郷の悲憤や嫉妬が覗く「奥羽の二人」、そして教育マンガみたいな手法で九戸城の戦いを描いた「贋まさざね記」などなど面白かった2018/08/22

maito/まいと

5
作家の神髄を感じた短編集。取り上げているテーマ・魅力的な登場人物・そして読者に感じさせる展開の妙。味わいのある短編で、読んでて圧倒されました。2010/06/26

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