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PHP文庫
野菊の墓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569672595
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

純愛が描かれた名作を読みやすい文庫版で刊行。

「民さんは野菊のような人だ」。叶わぬ純愛が描かれた名作を、読みやすい文字組み・解説で刊行。表題作ほか「守の家」「隣の嫁」を収録。

「僕はもとから野菊がだい好き」「民さんは野菊のような人だ」……。千葉の農家を舞台に、かなわなかった初恋を不器用なほどストレートに描いた純愛小説『野菊の墓』。本作は、100年のときを越えてなお人々の心を動かす、日本を代表するプラトニック・ラブの最高傑作である。そんな素朴で明るく涙もろい、心に響く物語が、大きな字、豊富なふりがなと註記で味わえる。

▼主人公政夫は二つ年上の従姉・民子と互いに思いを寄せ合うが、周囲の反対によって離れ離れにさせられる。のちに民子は不幸に見舞われ、政夫は切ない気持ちで彼女を思い返すのだった……。

▼表題作のほか、主人公の子守を純粋にしたう素直な思いが印象的な『守の家』、隣の家の奥さんへ抱いた甘く酸っぱい恋心を描く『隣の嫁』の短編二本を収録。やさしく切ない思いのつまった一冊。

▼解説:中谷順子、鑑賞:岸本葉子、PHP文庫オリジナル編集。                                                                                  

●野菊の墓 
●隣の嫁 
●守の家 
●解説 ――『野菊の墓』をめぐる風景と風土 ……中谷順子 
●鑑賞 ――不器用なまでのストレートさ ……岸本葉子 
●伊藤左千夫・略年譜 

内容説明

「僕はもとから野菊がだい好き」「民さんは野菊のような人だ」…。千葉の農家を舞台に、かなわなかった初恋を不器用なほどストレートに描いた純愛名作『野菊の墓』。素朴で明るく涙もろい、心に響く物語が、大きな字、豊富なふりがなと註記で味わえる。表題作のほか、やさしく甘酸っぱい想いのつまった短編『守の家』『隣の嫁』を収録。

著者等紹介

伊藤左千夫[イトウサチオ]
歌人、小説家。本名:伊藤幸次郎。1864年、千葉県山武市の農家に生まれる。政治家を志し明治法律学校(現・明治大学)に入学、法律を学ぶが、目を病んで退学・帰郷。後に再び上京し、牛乳搾取業を営む。正岡子規に師事し短歌を学び、雑誌『馬酔木』『アララギ』などを主宰する。1913年、脳溢血のため自宅で急死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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