出版社内容情報
創られた英雄の正体から古代史の真相に迫る。
存在そのものが謎に包まれている第十二代景行天皇の皇子「ヤマトタケル」。神話で彩られた人物の素顔から見えてきた歴史の真実とは。
景行天皇の皇子で、熊襲を討ち、後に東国を鎮定したといわれる古代史の英雄「ヤマトタケル(日本武尊、倭建命)」。古代史ファンならずとも、その名を知らぬ者はいないだろう。しかし、冷静にこの人物の足跡をたどっていくと、じつに多くの疑問に行き着く。たとえ『日本書紀』の編者が天皇家の歴史を輝かしくさせる意図が働いていたとしてでもある。知られざるヤマトタケルの実像に迫る、渾身の一冊。
●はじめに
●第一章 謎めくヤマトタケル
●第二章 ヤマトタケルと聖徳太子
●第三章 草薙剣と出雲の謎
●第四章 タケル(武)の王の系譜
●第五章 ヤマトタケルの正体
●おわりに
●参考文献
内容説明
景行天皇の皇子で、熊襲を討ち、後に東国を鎮定したといわれる古代史の英雄「ヤマトタケル(日本武尊、倭建命)」。古代史ファンならずとも、その名を知らぬ者はいないだろう。しかし、冷静にこの人物の足跡をたどっていくと、じつに多くの疑問に行き着く。たとえ『日本書紀』の編者に天皇家の歴史を輝かしくさせる意図が働いていたとしても、である。知られざるヤマトタケルの実像に迫る。
目次
第1章 謎めくヤマトタケル(人を喰ったヤマトタケルの名;乱暴な性格を恐れられたヤマトタケル ほか)
第2章 ヤマトタケルと聖徳太子(ヤマトタケルと鬼;童男だったヤマトタケル ほか)
第3章 草薙剣と出雲の謎(草薙剣の謎;祟る草薙剣 祟る出雲神 ほか)
第4章 タケル(武)の王の系譜(ヤマト建国を独りで演じるヤマトタケル;武内宿禰はタケルの内宿禰 ほか)
第5章 ヤマトタケルの正体(歴代天皇の漢風諡号の意味;「武」の諡号を持つ天皇たち ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。