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親子で読みたい「宮沢賢治」―心を育てる名作ガイド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569671529
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

子どもの心を育む宮沢賢治作品をやさしく解説。

生命の慈しみ、自然の厳しさ・やさしさなど、子どもに触れてほしいエッセンスの宮沢賢治作品を厳選し、あらすじと読みどころをガイド。

学校の国語の教科書にも取りあげられ、子どもの人間形成の重要な一翼を担ってきた宮沢賢治の作品。生命への慈しみや大自然の優しさ・厳しさなどを題材にした賢治の童話には、子どもの側からの内奥のつぶやきがちりばめられている一方で、親から子へと、ぜひとも伝えておきたい他者への優しさや思いやりといったエッセンスが盛りこまれている。

▼本書では、宮沢賢治の作品・メッセージと向きあいながら、二児の母として自らの子育てに役立ててきた著者が、賢治の作品の中から特に優れた30作を厳選。毎日を気持ちよく過ごすために必要な「こころ」、かけがえのない友だちとの別れや争いについて扱う「ともだち」など、6つのテーマに分けて“あらすじ”と“読みどころ”を、心温まる綺麗なイラストとともに紹介する。

▼親子でお互いの感想や価値観を共有するふれあいの機会となり、同時に絆と愛をもたらす“賢治童話”の格好のガイドブック。

▼文庫書き下ろし。

●第一章 こころ 
●第二章 ともだち 
●第三章 たべる、くらす 
●第四章 いきる 
●第五章 しぜん 
●第六章 かぜやひかり

内容説明

『銀河鉄道の夜』『オツベルと象』『風の又三郎』…、生命への慈しみや大自然の優しさ・厳しさなど、子どもに触れてほしいエッセンスがちりばめられた宮沢賢治の童話。本書は、賢治の作品の中から30作を厳選し、「こころ」「ともだち」「いきる」などの6つのテーマに分けて、あらすじと読みどころを紹介する。親子にふれあいと愛をもたらす“賢治童話”の格好のガイドブック。文庫書き下ろし。

目次

まえがき 親の願いと子の幸せ
第1章 こころ
第2章 ともだち
第3章 たべる、くらす
第4章 いきる
第5章 しぜん
第6章 かぜやひかり

著者等紹介

澤口たまみ[サワグチタマミ]
1960年、岩手県盛岡市に生まれる。1982年、岩手大学農学部を卒業。専攻は応用昆虫学。1983年より4年間、岩手県立博物館で展示解説員を務める。1987年、岩手大学農学研究科に戻り、1989年に修士課程を修了する。1985年ごろより、自然をテーマにした文章を書いたり、子どもたちを対象にした自然観察会を開いたりするようになる。1990年、エッセイ集『虫のつぶやき聞こえたよ』(白水社)で、第38回日本エッセイストクラブ賞を受賞する。以後、文筆業に専念。2男の母。岩手県紫波町在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大臣ぐサン

1
賢治作品にある程度の造詣があれば目新しい内容は皆無だが、親子の読書という観点で一考の価値あり。本書の構成は賢治作品のあらすじと、その作品から期待される教育的効果をエッセンスとしてまとめている。賢治作品が情操教育に効果があることは疑いがないが、ある効果を見込んだ読書など全うな読書とは言えない。親が出来ることは子どもを読書にいざなうことのみ。そこから先は子どもの資質次第。親子で一つの作品に対して意見を交換できるようになればよいが、そこまでのプロセスが問題だ。さて、読書諸氏よ、あなたならどうする。2012/01/23

マウンテンゴリラ

0
宮沢賢治の童話を中心とした作品紹介で、親としての立場から子供たちに何を伝えられるかがテーマであったように感じた。たしかに命の尊さ、友達との絆、多様な存在への共感、自然との親しみ、等々、人生にとってポジティブな価値を汲み取ることができるという点では共感できる。しかし、人生をより豊かにする上で、ネガティブな感情も時には必要であるとも感じる。賢治が童話として「よだかの星」のような作品を書いた意味について、子供たちにも人間存在の悲しみや罪深さを伝える、感じさせることの必要性と捉えることもできるのではないだろうか。2013/01/23

いすか

0
宮沢賢治の童話作品を、教育的立場から読み解く本。著者による話のリライトの後、この話はどのような事を言っていて、どう子どもに教えられるのかが書いてある。リライトは短くしすぎたせいか、元が長い話ほど賢治の文章の良さが少ない。「興味をお持ちになった方は、ぜひ原典に触れられることをお勧めします。」とあるが、これでは興味の持ちようもないのでは。それにしても著者は、相当「よだかの星」の結末が嫌いなようだ。2018/09/08

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