PHP文庫
気づかせて動かす―熱情と理のマネジメント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569671079
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0134

出版社内容情報

「怒る、ほおっておく」では人は動かない! テレビドラマ『スクール・ウォーズ』のモデルとなった子弟コンビが語る感動の人材活性術。

ラグビー子弟コンビが語る感動の人材活性術!

叱る、ほうっておく、では人は動かない! 自ら気づいたときに人は動くのだ!

▼本書は、テレビドラマ『スクールウォーズ』のモデルとなった泣き虫先生こと山口良治と教え子で元日本代表の平尾誠二が語る、感動の人材活性術である。

▼「リーダーの三原則は、媚びない、キレない、意地を張らない」「結果が出ないのは、指導者の想いが弱いからだ」「気づいた経験がないと気づかせることもむずかしい」「矢印を相手に向けずに自分に向ける」など、人を導くためのヒントが満載。

▼山口は、当時をこう振り返る。「おれは日本代表だったんだ。おれは教師だ、おれは監督だというおごりが、いつもあったんだ。そういう自分にそのとき気がついたんだ。自分で気づくことがリーダー、指導者にとって何より大事なことであるならば、指導者は気づかせてやることが一番重要なんだ」と。

▼すべてのリーダー、指導者へ向けた組織変革のバイブル、ついに文庫化!

●まえがき ~理性のなかに熱い情をあわせもつ男 ――山口良治 
●CHAPTER 1:Change Yourself through Awareness 「気づく」ことで「自分を変える」ことができた 
●CHAPTER 2:Passion Moves Others 「熱情」があれば、必ず人は動く 
●CHAPTER 3:Guiding the Hopeless to Awareness どうしようもない相手に、いかに気づかせるか 
●CHAPTER 4:Motivating Others to be Proactive 自分で考え、自ら動く人間を育てるために 
●あとがき ~情というロジック ――平尾誠二 

内容説明

叱る、ほうっておく、では人は動かない!本書は、テレビドラマ『スクール・ウォーズ』のモデルとなった泣き虫先生と教え子が語る感動の人材活性術。「リーダーの三原則は、媚びない、キレない、意地を張らない」「結果が出ないのは、指導者の想いが弱いからだ」「矢印を相手に向けずに自分に向ける」など、人を導くためのヒントが満載。リーダー、指導者のための組織変革のバイブル、ついに文庫化。

目次

1 Change Yourself through Awareness 「気づく」ことで「自分を変える」ことができた(平尾を見て「こんな子とラグビーをやりたいな」と思った;「山口先生にラグビーを教えてもらいたい」それが伏見進学のきっかけだった ほか)
2 Passion Moves Others 「熱情」があれば、必ず人は動く(先生にあるのは純粋に生徒を想う愛情だけ だからこそ伝わる;「おまえなら素晴らしい選手になれる」その言葉が支えとなった ほか)
3 Guiding the Hopeless to Awareness どうしようもない相手に、いかに気づかせるか(教育とコーチング;指導者に大切なのは「自分で気づくようにしむけてやる」こと ほか)
4 Motivating Others to be Proactive 自分で考え、自ら動く人間を育てるために(勝つことよりも「子どもたちをどう変えていくか」;隙のないラグビーを教えるより、「考えさせる」ほうが大事 ほか)

著者等紹介

山口良治[ヤマグチヨシハル]
伏見工業高校ラグビー部総監督。1943年、福井県生まれ。日本体育大学卒。若狭農林高でラグビーを始め、日体大へ進学。現役時代は闘志のフランカー、名キッカーで鳴らし、67年、日本代表チーム入り。大学卒業後、岐阜県立長良高校・岐阜工業高校教諭、京都市教育委員会勤務、74年、京都市立伏見工業高校教諭などを経て、98年、京都市文化市民局スポーツ振興室部長、京都市スポーツ政策監などを歴任。2003年、定年退職。現在、京都市スポーツ政策顧問・浜松大学教授・環太平洋大学学監。この間、75年から伏見工ラグビー部監督、98年、総監督に就任。81年、全国大会で初優勝。全国的には無名だった同部を育てあげ、テレビドラマ『スクール・ウォーズ』のモデルにもなった。教え子にはラグビー日本代表監督を務めた平尾誠二や元日本代表の大八木淳史らがいる。05年には4年ぶりに高校ラグビー日本一に。4度目の日本一を果たす

平尾誠二[ヒラオセイジ]
1963年、京都市生まれ。同志社大学院総合政策科学研究科修士課程修了、神戸製鋼ラグビー部GM兼総監督。81年、伏見工業高校3年の時、全国高等学校ラグビーフットボール大会優勝。82年、19歳4カ月で史上最年少(当時)の日本代表に選ばれる。85年、同志社大学で史上初の全国大会選手権3連覇。86年、神戸製鋼に入社。89年以降、日本選手権大会V7達成。97年、ラグビー日本代表監督に就任。99年、パシフィック・リム選手権に優勝し、4大会連続のワールドカップ出場を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

帯長襷

3
表面的には今ではパワハラアウトー!と言われるような内容が多々あるが、根底に「人が育つとは何か」を真剣に考え向き合ってきた姿勢がお二人にある。同じ練習をやるにしても、気づきを得て気持ちが変わってからは全く効果が違う、これはまがいなりにも経験したことがある感覚。「~のに」がついているうちは相手に何も感じさせない。努力をしない天才はいない、努力なしに素晴らしい勝利や感動は絶対に得られない、そういうことに気づかない人間のことを「根性がない」というのではないか。このあたり思考停止の条件だなぁと言語化できて良かった。2019/11/30

Takeshi Nakajima

1
相手に気付きを与えることで、主体的に取り組むことができるようになる。その考え方が参考になりました。2021/08/30

ばりぼー

1
山口良治氏は「泣き虫先生」として、NHKのプロジェクトXを始め、多くの特番で取り上げられていますが、講演会でもやっぱり泣いていました。「勝つことが全てではない。」という言葉は、勝った人が言ってこそ意味を持つもので、それを負けた時の言い訳にしている指導者(特に教育現場の先生)が多いように思います。指導に携わる人は、自分自身がいろいろなことに気づかなくては、子どもに気づかせることはできないでしょう。勉強になります。2012/06/29

きのやん

0
最後の四章はつまらないが、それまでの章は、子を持つ親、部下を持つ上司は必読。2015/06/04

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