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PHP文庫
「錬金術」がよくわかる本―賢者の石からエリクサー、ホムンクルスまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569670911
  • NDC分類 430.2
  • Cコード C0139

出版社内容情報

賢者の石、エリクサー、ホムンクルス……。中世ヨーロッパで一世を風靡し、神の技と呼ばれた驚異の術=錬金術の知られざる秘密に迫る!

神の技と呼ばれた驚異の術、その秘密に迫る!

賢者の石、エリクサー、ホムンクルス……。

▼これら映画、アニメ、ゲームですっかりおなじみの錬金術。その歴史を遡ると、現代科学や医療のルーツになっていることが少なくない。

▼本書は、錬金術を読み解く基礎知識に加え、古代から近現代まで実在した錬金術師たちの横顔とエピソードをリアルなイラストを交え紹介。


●黄金生成から不老不死、そして宇宙の創造――賢者の石


●錬金術のもうひとつの秘術、人造人間とは?――ホムンクルス


●カバラの秘儀によってつくられる、命ある土人形――ゴーレム


●神であり人である伝説の存在―ヘルメス・トリスメギストス


●賢者の石の生成に成功し、永遠の命を得る――ニコラ・フラメル


●非科学的な研究に熱中した、「近代科学の父」――アイザック・ニュートン

▼など、中世ヨーロッパで一世を風靡し、神の業と呼ばれた驚異の術の秘密に迫る!

▼文庫書き下ろし。

●第1章 すべてに通じる錬金術の物語 
●第2章 誕生期の錬金術師たち 
●第3章 勃興期の錬金術師たち 
●第4章 混迷期の錬金術師たち 

内容説明

映画、アニメ、ゲームでおなじみの錬金術。その歴史を遡ると現代科学や医療のルーツになっていることが少なくない。本書は、錬金術の基礎知識に加え、古代から近現代まで実在した錬金術師たちの横顔とエピソードをリアルなイラストを交え紹介。「賢者の石の生成に成功したとされるニコラ・フラメル」など、ヨーロッパで一世を風靡し、神の業と呼ばれた驚異の術の秘密に迫る。

目次

第1章 すべてに通じる錬金術の物語(卑金属を貴金属に変えることだけが、その使命ではない錬金術とは何か?;“神の御業”の起源は古代エジプトにまでさかのぼる錬金術の歴史 ほか)
第2章 誕生期の錬金術師たち(神であり人である伝説の存在 ヘルメス・トリスメギストス;錬金術の奥義が記された新緑の板 聖典エメラルド・タブレット ほか)
第3章 勃興期の錬金術師たち(科学として錬金術に向き合った哲学者 アルベルトゥス・マグヌス;14年間もの監禁生活を送った苦難の大科学者 反骨の人ロジャー・ベーコン ほか)
第4章 混迷期の錬金術師たち(錬金術と同じものを目指したルネサンス知識人 レオナルド・ダ・ヴィンチ;薔薇十字団の後継組織と称される、国際的秘密結社 フリーメイスンと錬金術の密なる関係 ほか)

著者等紹介

澤井繁男[サワイシゲオ]
1954年生まれ。札幌市出身。京都大学大学院修了。イタリア・ルネサンス文学・文化専攻。学術学士(東京外国語大学)。現職は作家兼関西大学文学部教授であり、自然魔術を中心にルネサンス文化を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

神太郎

25
ついついうがった見方をしてしまいがちな錬金術。確かに神秘的な趣もあるが、自然界を或いはそこから「何か」を産み出そうと考えた人達の想像力は面白い。原始的な科学の側面ももちあわせている。現にウィスキーの蒸留にニュートンが万有引力を考えたのにも錬金術の考えや実践があるというのだから、面白い。元は技術体系の一つだったものが、技術を抜き取られ、知識は別学問により解体されてしまった結果「神秘的」な部分だけが残ってしまい、オカルトのみでしか語られなくなってしまったと考えると日本の陰陽師に似てるような……。2021/05/08

ヴェルナーの日記

1
現代で錬金術と聞くと、怪しげなオカルト的都市伝説に分類されてしまう。しかし、中世欧州では、一大ブームを呼んで大流行した。現代の化学の手法は、錬金術が元になっているし、フラスコや試験管、オイルランプにビーカーなどの器具は、錬金術から発明されたもの。その最たる発見は、賢者の石でも、第5元素、ホムンクルスでもなく、お酒を蒸留することで製造可能になったウィスキーの類ではないだろうか?2014/03/02

0
錬金術の基本思想と、歴史の錬金術師を紹介しながら錬金術がどのような道筋をたどったのか、周囲の人間からどのように扱われ、また当時の錬金術師がどのような思想の元錬金術師を名乗ったのか、また名乗らなかったのかが分かりやすく書かれている取っ掛かりになりそうな本。錬金術は完全に集束していくもので、科学は発展のために広がっていくものって印象になった。2013/05/30

サワダ タカヤス

0
著者は、クリエイティブスイートとしているが、たぶん、日本人ではないかと思う。表紙や挿し絵の美しさが、コレクター心に火を着ける。錬金術の原理はソコソコで、錬金術師の生涯がざっとまとめられている。コレクターではない人にはすすめません。

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