内容説明
平成3年、冬のある日。朝、起きようとするのだが、行動が伴わない。「うつ」の始まりだった。翌年の3月。心の中で「サヨウナラ」と家族に別れを告げた。自殺は未遂に終ったが、「うつ」との闘いが始まった。しかし現在は、「うつと仲よく付き合う」という心のゆとりを持てるまでになった。本書は「うつ」から生還した著者の体験記であり、症状を同じくする人に贈る励ましの書である。
目次
第1章 私のうつ病体験記
第2章 うつ病とは何か?
第3章 私のまわりのうつ病体験者
第4章 看病疲れか、妻が「がん」に
第5章 うつ病にならないために
第6章 病気は人生の挫折ではない!
第7章 私たちが辿った夫婦の階段
著者等紹介
小川宏[オガワヒロシ]
1926年、東京生まれ。早稲田大学専門部工科建築科卒業。1949年、アナウンサーとして日本放送協会(NHK)に入局。人気クイズ番組『ジェスチャー』の司会を10年間務める。NHK退局後、フリーとなり、フジテレビのワイドショー『小川宏ショー』を担当。同番組は17年間の長きにわたり放送が続いた。現在は、自らのうつ病体験をもとに、講演や執筆を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たか
12
鬱になった人にしかわからない貴重な体験記。 鬱は完治はしない、社会復帰してもうまく付き合っていくしかない。鬱は誰しもなる可能性がある。それだけに過信してはならない。 2018/03/10
たか
6
鬱はなった人にしかわからない辛さがある。まさに筆舌に尽くしがたしだな・・・。2016/03/14
Masa03
0
うつ病になった著者の体験記。 なのだが、正確に言うとうつ病になった人の書いたエッセイ。 うつ病に関する部分は参考になったし、為になる。けれど、それ以外の部分はただのエッセイな感じで、個人的には微妙。まぁ、エッセイあんまり好きじゃないので、好きな方には良いんでしょうが…2013/02/22
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