内容説明
「生涯現役」という生き方が、ある種の理想のようにいわれている。しかし、ことスポーツの世界では、生涯現役を続けることはできない。とくにプロ野球の場合、体力の衰えでユニフォームを脱ぐ時、球団・監督との折り合いの悪さでグランドに別れを告げる時が、どの選手にも必ずやってくる。本書は、野球に情熱を注いだ男たち16人の「その時」を描いた、感動のノンフィクションである。
目次
第1部 投手・捕手編(野村克也―代打を送られた「努力の人」の胸の裡;古田敦也―選手会長として流した涙の理由;大橋勲―プロ入りまで挫折しなかった男の後半戦;稲尾和久―「鉄腕」もかなわなかった公私の「夢」;金田正一―高校中退の年に手にした「八勝」の重み ほか)
第2部 野手編(中畑清―絶好調男の心の中の「最終打席」;藤村富美男―元祖「代打オレ」の悲しい晩年;近藤和彦―剣道の技術を生かした変則打法;王貞治―引退直前までついて回ったアーロンの影;榎本喜八―なぜ現役引退後も走りつづけたのか ほか)
著者等紹介
近藤唯之[コンドウタダユキ]
昭和5(1930)年、東京神田生まれ。明治大学法学部卒業。報知新聞、東京新聞、夕刊フジの記者を経て野球評論家に。フジテレビで5年、ニッポン放送で8年間キャスターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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