内容説明
誕生から４０年以上経た今も絶大な人気を誇るウルトラマンとウルトラセブン。ウルトラマンシリーズの人気を支えるのは、ヒーローである彼らの魅力もさることながら、多彩で個性溢れる怪獣・星人達の存在だ。本書は両作品に登場した１２３体の怪獣・星人の活躍と知られざるエピソードを完全収録。バルタン星人、ゴモラ、エレキング…。あの頃の記憶が甦る感涙ものの怪獣読本。
目次
第１章 ウルトラマン編（「悪魔」と呼ばれた宇宙の凶悪犯 宇宙怪獣ベムラー；多彩な超能力を駆使する知的異星人 宇宙忍者バルタン星人；古井戸に潜む食電鬼 透明怪獣ネロンガ；海の怒りを体現する異形の巨人 海底原人ラゴン；美しい花に隠された恐怖 怪奇植物グリーンモンス ほか）
第２章 ウルトラセブン編（メタルボディのひょうきん者 カプセル怪獣ウインダム；猪突猛進のパワーファイター カプセル怪獣ミクラス；スピーディーな動きで相手を翻弄した宇宙角竜 カプセル怪獣アギラ；人類を昆虫と見なす冷徹な侵略者 宇宙狩人クール星人；宇宙の吸血鬼は植物生命体 生物Ｘワイアール星人 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
81
ウルトラマン、ウルトラセブンに登場する怪獣と宇宙人の本。登場回のエピソードが主な内容だけれど、各怪獣ごとにちょっとしたコメントや行く末等も書かれていて、それが中々に面白い。写真では無くイラストなのだがそれも味があって新鮮な感じ。図鑑ではなく大人向けの読み物といった趣の良く出来た一冊でした。2018/10/29
マエダ
67
緻密なディテールの怪獣達は人々を魅了してやまない。バルタン星人、ゼットン、キングジョーなどは当時映像を見ていない人も知っている絶大な知名度を誇っている。怪獣達の詳細や背景は面白く設定も緻密である。好みは底抜けに気持ちが悪いガマクジラとピグモンを葬ったレッドキングである。2016/02/16
緋莢
11
宇宙の凶悪犯・ベムラー、人間に友好的な珍獣・ピグモン、ウルトラマンを倒した怪獣・ゼットン、強力無比な合体ロボット・キングジョー、人間に入り込むミクロ怪獣・ダリー、地球の先住者を名乗る海の民・ノンマルト・・・１９６６年、６７年に放送されたウルトラマンとウルトラセブンに 登場した個性溢れる１２３体の怪獣・星人を紹介した本。2016/10/06
マーブル
8
現在でも続くウルトラシリーズの魅力は何と言ってもヒーローであるウルトラマンの存在にあるのは疑いの余地はないだろう。しかし、ヒーローは彼独りではその存在意義を成立させることができない。ことに完全無欠な正義の味方は、それ故魅力的な敵対者を必要とした。あらためて本書のページをめくりながら、その魅力に胸が踊る。クモ男やハエ男などの怪人たちを知らない妻であっても、バルタン星人やダダ、ジャミラは姿を見てすぐ分かるほどだ。写真を一切使用せず、全てモノクロの手描きイラストというちょっとチープな体裁ながら意外にも楽しい。2020/11/12
ギルヲ
4
お風呂でこういうのを読んでるととても楽しい。初代ウルトラマンとウルトラセブンに登場した怪獣・宇宙人を一話ごとに解説した一冊。子ども向けにせずにこんなのが好きな大人のために真面目に書いてるので、読む側としても真面目に読みました。良書。2024/01/25
