PHP文庫<br> 「霊界」の研究―プラトン、カントが考えた「死後の世界」

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PHP文庫
「霊界」の研究―プラトン、カントが考えた「死後の世界」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569670690
  • NDC分類 147
  • Cコード C0110

内容説明

死んだらどうなるのか?―この人類最大のミステリーを解明すべく、古今東西の多くの思想家たちが叡知のかぎりを尽くしてきた。本書は、霊魂の不滅を信じたプラトン、また、「あの世」を実見したという視霊者スヴェーデンボリと対決したカントの霊界観を中心に、知の巨人たちが「霊界」の真相究明に挑んだ軌跡をユニークな視座から読み解いた力作評論。

目次

1 プラトンと霊界(プラトンの生活と思想;プラトンの霊魂論;プラトンが描く「あの世」の光景)
2 霊魂観の素描―古代中世から近代まで(アリストテレスの霊魂観;キリスト教の「プラトン霊魂論」批判;ダンテ『神曲』にみる死後の世界;ファウスト博士の霊界との交流;シェイクスピア劇の亡霊;ヒュームの来世懐疑論)
3 スヴェーデンボリとカントの対決(スヴェーデンボリの霊界訪問;カントのスヴェーデンボリ批判;霊界小旅行の批判;霊界大旅行の批判;同時代人の賛否両論)
4 カントのコペルニクス的転回とその余波(カントの認識論;ショーペンハウアーの視霊論;フロイトの視霊夢判断)

著者等紹介

金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年、東京生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。日本放送協会(NHK)勤務後、広島大学教授、亜細亜大学教授、静岡大学教授、日本大学教授を歴任。現在、著述家、翻訳家。専門はドイツ文学、ドイツ思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

5
プラトン、アリストテレス、ダンテ、ファウスト博士、シェイクスピアくらいまでは分かりやすいのですが、スヴェーデンボリとカント以降は難解で正直理解できませんでした。しかし、哲学者が霊界や霊的存在について、とのように考えていたのかというのは非常に面白いテーマだと思います。良い本を見つけました。 ところで、ゲーテのファウストのモデルとなった人物(ファウスト博士)がいたとは知りませんでした。錬金術の実験中に爆死とは…いかにも悪魔と契約した人物の最期って感じですね。2020/03/07

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