内容説明
歴史に名を残した人物は、いかに「男」としての行き方を全うしたのか?本書では、戦国時代から昭和初期にかけて、日本を代表する歴史人物20人を厳選。各々の先達が貫いた不撓不屈の精神から「男の美学」の真髄を学ぶ。リーダーの条件、攻守のバランス感覚、泰然自若とした構えなど、人生の様々な場面で遭遇する逆境を順境へと導く、叡知に満ちた歴史人物エッセイ集。
目次
第1章 人を動かす、組織を動かす(北条時頼―仁愛・公平・質素倹約を旨とした“名君”の祖型;織田信長―非情の人事テクニック ほか)
第2章 逆境を乗り越える(徳川家康―「慎重」と「果敢」の絶妙なバランス;吉村又右衛門―浪人道を貫いた末に ほか)
第3章 あせらず、くじけず、あきらめず(徳川光圀―“黄門様”の素顔の人生;淀屋常安―大阪商人になった戦国武将 ほか)
第4章 思いを貫く(日蓮―苦難をプラス・パワーに転換せよ;千利休―茶人が天下人に挑んだ戦い ほか)
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長・企画調整局長・政策室長などを歴任。79(昭和54)年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。99(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文藝家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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