PHP文庫<br> 暗殺の世界史―シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正煕まで

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PHP文庫
暗殺の世界史―シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正煕まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569670447
  • NDC分類 204
  • Cコード C0120

内容説明

暗殺は歴史の残滓である。暗殺が歴史そのものに与える影響は限定的であり、いかなる要人を殺しても歴史の大きな流れを止めることはできない。しかし現代の我々は、その痕跡をしっかり見据え、検証しておく必要がある。本書は歴史の闇に葬られた25の暗殺事件にスポットをあて、その黒幕の正体を徹底的に追及してみた。

目次

暗殺は「政治のゴミ」である
第1部 暗殺の西洋史(実の息子に殺された古代ローマ最大の英傑―シーザーの暗殺事件(紀元前四四年三月十五日)
一本の短剣で“生贄”を屠る儀式の執行者たち―中世イスラムの暗殺団「アサッシン」(十一世紀~十三世紀)
犯行の黒幕は誰か、真相を闇に葬った銃弾―米国大統領リンカーンの暗殺事件(一八六五年四月十四日)
信じられないほど手薄だった警備の謎―ロシア皇帝アレクサンドル二世の暗殺事件(一八八一年三月一日)
未熟な青年たちが凶行に及んだ本当の理由―オーストリア皇太子夫妻の暗殺事件(一九一四年六月二十八日) ほか)
第2部 暗殺の日本史&東洋史(稀代の大謀略家の罠に嵌まった明智光秀―英雄・織田信長の暗殺事件(天正十年(一五八二)六月二日)
「桜田門外の変」、尊王攘夷の血風―大老・井伊直弼の暗殺事件(万延元年(一八六〇)三月三日)
維新回天の陰で仕組まれた西国雄藩の密計―坂本龍馬の暗殺事件(慶応三年(一八六七)十一月十五日)
攘夷派の行き場のないエネルギーが暴発―長州藩士・大村益次郎の暗殺事件(明治二年(一八六九)九月四日)
凶刃に斃れた明治新政府の重鎮―大久保利通の暗殺事件(明治十一年(一八七八)五月十四日) ほか)

著者等紹介

大澤正道[オオサワマサミチ]
1927年、名古屋市に生まれる。東京大学文学部大学院を修了後、平凡社に入社。編集局長、出版局長を歴任し、1986年、退社する。以後、著作に専念。とりわけ欧米中心の思想や歴史観の見直しを課題に、幅広い活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

18
初めにお断りしておきます。ホントにこの本読んでいたのはたまたまです。ただ、ボストンマラソンでのテロ事件の映像を見て、読んでいる途中だったこの本の、語られてきた暗殺事件が身に迫ってきて、汗が止まらないほど慄然とした・・・きっと当時、この事件が起きた現場にいた方や映像を見た方の衝撃や悲しみは、後日それを知る私たちが感じるものとは比べものにならないものに違いない。そのことを忘れないようにしたいし、許しちゃいけないやり方だ、と改めて感じた。2013/04/18

おおかみ

6
洋の東西を問わず、歴史上、政治の裏には常に暗殺があった。古代ローマにしても、幕末にしても、政治と暗殺は密接不可分なのだった。本書は有名な25の暗殺事件を、時に情緒纏綿に、時に舌鋒鋭く描き、通説からは見えてこない真の姿に迫ろうとするものである。もちろん、謀略にははっきりとした証拠がないため、多分に推理に依拠せざるを得ないし、著者の歴史観も大いに作用する。だからこそスリリングで面白いのだが。2010/05/27

餡寅

0
裏表紙に「意外な真相があなたを驚愕させる!」とあったのですがまぁ想定内な内容でした(^◇^;)わかったのは暗殺はターゲットのみを狙うことでしょうか2013/03/11

ken7ito

0
内容はちょっと表面的であるがつい読んだ。暗殺により暗殺者実行者が願う状況は決して生まれないことが多い。すべて生じた状況をうまく利用したものが得をしていることが多い。2010/09/28

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