内容説明
滅亡の瀬戸際まで追い詰められた長宗我部家を再興し、土佐統一の礎を築いた国親。父の跡を継ぎ、土佐のみならず阿波、讃岐、伊予を席捲して四国の覇者へと突き進んだが、その野望を豊臣秀吉によって阻まれた元親。関ヶ原合戦で土佐を失うも、寺子屋の師匠をしながら時機を待ち、大阪の陣で豊臣方の主力として奮戦した盛親。波乱に満ちた長宗我部三代の興亡を描いた力作長編小説。
著者等紹介
羽生道英[ハブミチヒデ]
1935年、大阪府生まれ。近畿大学法学部卒業。日本文藝家協会会員。滋賀文学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えびえび
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長宗我部家を駆け足で追う作品。年表がついてれば辿りながら読むことが出来て良いかもですが、無いので流れについていけないかも。元親死後のゴタゴタをすべて佞臣のせいにするのは如何なものか。2013/12/09
よっ!
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長宗我部国親、元親、盛親の三代を書いている。いろいろなエピソードは細かく書かれているだけに、内容量として物足りない。★★☆☆☆
ろく
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少々長宗我部贔屓率が高かったような気がするけれども、なかなか面白く読めました。内容としては元親がメイン。ざっくり長宗我部の生い立ちが解り入門書的な感じ。2013/03/10
BIN
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国親のことも書かれている珍しい作品。3代を1冊で書いているため詳述されているわけではないが、大まかに長宗我部を知るには良作だろう。2011/05/01