内容説明
剣豪小説ブームの火付け役・五味康祐の「秘剣」。“柴錬”こと柴田錬三郎が塚原卜伝を描く「一の太刀」。奇才・山田風太郎の「妖剣林田左文」。“あり得ざる剣”をリアルに描いた戸部新十郎の「水鏡」。人間の運動機能に着眼した新宮正春の「笹の露」。“ネオ剣豪小説”の担い手・津本陽の「念流手の内」。志半ばで世を去った羽山信樹の「破門」。戦後剣豪小説の流れを俯瞰できる、佳作七篇を収録。
著者等紹介
縄田一男[ナワタカズオ]
1958年、東京生まれ。文芸評論家、大衆文学研究会会員、日本近代文学会会員。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。95年『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞受賞。文芸評論などの執筆活動とともに、多くのアンソロジーの編者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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