内容説明
健康とは何かをいちばんわかっていないのが医者だ―。現場の医師が現代医学を厳しく批判して全米ベストセラーとなった本書。診察から各種の検査、薬の処方、手術、入院、医者の習性から医学教育にいたるまで、患者の知らない問題点が痛烈なユーモアをこめて明かされる。「現在の医療のそもそも9割が不要な治療だ」「健康診断は儀式である」など、患者の立場に立った貴重な指摘が満載の1冊。
目次
はじめに 治療は病気よりもひどい
第1章 医者が患者を診察するとき
第2章 医者が薬を処方するとき
第3章 医者がメスを握るとき
第4章 病院にいると病気になる
第5章 医者が家族にかかわるとき
第6章 死の医学
第7章 医者のあきれた実態
第8章 予防医学という名の魔物
第9章 新しい医学
おわりに 新しい医者を求めて
著者等紹介
メンデルソン,ロバート[メンデルソン,ロバート][Mendelsohn,Robert S.]
1926年にイリノイ州シカゴで生まれ、51年にシカゴ大学医学部で医学博士の学位を取得。その後、イリノイ大学医学部准教授(専門は小児科、予防医学、地域保健学)、ヘッドスタート計画(米国政府教育事業)医療部会会長、全米保健連盟会長、イリノイ州医師免許委員会委員長、マイケルリース病院院長などの要職に就き、医学と医学教育に多大な貢献をしたとして数々の栄えある賞を受賞。また、ラ・レーチェ・リーグ(国際母乳連盟)の医学顧問を務めて国民の栄養意識を高めたとして、全米栄養食品協会からレーチェル・カーソン記念賞を授与される。さらに、全米のテレビとラジオに500回以上出演するなど啓蒙活動にも尽力し、「民衆のための医師」として大勢の人から敬愛されたが、残念ながら、すでに故人となっている
弓場隆[ユミバタカシ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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