内容説明
頭のよい子に育ってほしい―。そう願って早くから塾の勉強のような教育を行なう家庭が増えています。しかし本当は、その基礎となる“ことば”をききとる力、話す力をはぐくんでこそ、こどもは本当に豊かな心と知力を身につけることができるのです。本書では、こどもにどのようなことばを語りかければいいのか、こどもの成長とともに何に気をつけていけばいいのか、ことばの子育てをやさしく解説します。
目次
第1章 こどもの心はお母さんの愛のことばでつくられる
第2章 情緒、感性をはぐくむことばと、知能を育てることば
第3章 こどものうちによい耳を育てるのは一生の得
第4章 こどもの心と日本語を磨く、ことばの習慣
第5章 人間らしい知恵あることば・美しいことばの話し方
第6章 日本人の奥ゆかしさ、ていねいさをあらわす日本語独特の言い方
第7章 人間関係の上手な人は、ことば選びのすぐれた人
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年、愛知県生まれ。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集長、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、お茶の水女子大学附属幼稚園園長、昭和女子大学教授などを歴任。現在はお茶の水女子大学名誉教授、英文学者、評論家、文学博士。専門の英文学をはじめ、言語学、修辞学、教育論など広範囲にわたる研究と評論活動とともに、ことばによる幼児の情操教育についても提言などを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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