出版社内容情報
法医学者は、なぜ事件の偽装を見破れるのか?
死体をみれば「事件の真相」は必ず見えてきた。2万体もの「死体」と向き合い続けた名監察医が、死体に残されたメッセージを読み解く。
増え続ける自殺、バラバラ殺人、親殺し子殺し……。毎日のように悲惨な事件のニュースが流れて、「死」について嫌でも考えさせられる機会が増えている。そんな現代社会に向けて『死体は語る』というベストセラーを生んだ名監察医は、何を伝え残したいのか?
▼本書は、東京都監察医務院長を務め、30年間で実に2万体もの「死体」と向き合ってきた法医学者が、多くの事件の真相を解明してきた独自の思考法を明かす。そこでは死から生を見る「逆さの視点」が大きな力を発揮し、時代や人間そのものが浮かび上がってきたという。
▼「人が亡くなってから
●序章 死から生を見る「逆さの視点」
●第一章 人は死んだらどうなるのか
●第二章 検死制度や死者の名医はなぜ必要なのか
●第三章 死体に残されたメッセージの読み方
●第四章 偽装工作の見破り方
●第五章 法医学は生きている人にも役に立つ
●第六章 「逆さの視点」で見える現代日本
●第七章 増え続ける自殺について思うこと
内容説明
増え続ける自殺、バラバラ殺人、親殺し子殺し…。死体を見れば、時代や人間そのものが見えてくると著者は言う。本書は、30年間で2万体もの“死体”と向き合った名監察医が、多くの事件の真相を解明してきた独自の視点を明かす。「その首吊り死体は自殺なのか?他殺なのか?」「知能犯の上を行く検死のプロのテクニック」など、“死者の名医”が語る特別講義録。
目次
序章 死から生を見る「逆さの視点」
第1章 人は死んだらどうなるのか
第2章 検死制度や死者の名医はなぜ必要なのか
第3章 死体に残されたメッセージの読み方
第4章 偽装工作の見破り方
第5章 法医学は生きている人にも役に立つ
第6章 「逆さの視点」で見える現代日本
第7章 増え続ける自殺について思うこと
著者等紹介
上野正彦[ウエノマサヒコ]
1929(昭和4)年、茨城県生まれ。東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。59年、東京都監察医務院の監察医となる。84年から同院長となり、89年退官。以後、法医学評論家として執筆活動を始め、89年、初の著書『死体は語る』(時事通信社)が、60万部を超える大ベストセラーとなる。その他、専門書、学術論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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