内容説明
豊臣秀吉の死によって、天下は再び波乱の時を迎えた!天下分け目の関ヶ原、徳川家康につくか、石田三成につくか、それとも…。揺れ動く情勢に翻弄されながら、「野望」「志」「誇り」「生き残りへの打算」―と、男たちはそれぞれの思いを抱いて戦場へ。全国各地で繰り広げられた“天下分け目の一戦”で死力を尽くして戦った武将たちを、巧みな筆致で描いた短篇小説六篇を収録。
著者等紹介
細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちばと~る
15
東郷隆、戸部新十郎、南原幹雄、永井路子、池波正太郎といった巨匠の描く関ヶ原。天下分け目の大合戦に当たっての悲喜こもごもを島津義弘、小早川秀秋、黒田如水、直江兼続といった主に西軍諸将を主人公の切れ味鋭い描写で迫る!!中でも永井路子先生が描く鳥取20万石の若き太守 宮部長熙〜この人知らなかったよ〜歴オタなのに恥ずかしい!!満足!!!2013/02/20
金糸雀
2
天下分け目の関ヶ原。私はなぜ 関ヶ原でなく、よく慣用句的に天王山が使われるのかは知らない。 田中善政。恐ろしき策士。策に溺れない策士もいるのだ。年若き大名はいいようにあしらわれた。ほんに「じいの笑顔はこわい」。もし、ほんの少しだけ出発のときが前後すれば?逢魔が刻。未熟な蝶は老いた狡猾な蜘蛛にからめとられ、その人生を虚しくした。2019/04/23
KシタTペイ
1
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/31609196.html2013/04/30
散りいぬ
0
とても面白かった一つの事象も8人いれば8通りの見方があるのが興味深い。特に島津義弘については特に知りたくなった。2016/01/10
AZALEA
0
★★★★2010/08/16
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- 和書
- 食文化の風景学