内容説明
表の顔は、歴史を鋭い視点で切り取り、現代人に有効な知恵として提供する作家・童門冬二。では、ウラの顔は…というと、コレなしでは生きていけないという、落語ファンにして映画好き。本書では、歴史に残る名作から、最近の佳作まで、「この映画はこう観るべし!」と提案する、映画教室だ。前作『人生で必要なことはすべて落語で学んだ』に続く、童門流処世術の第2弾。
目次
ぼくに生きる目的をはっきり示してくれた映画―『生きる』
リーダーシップの取り方を学んだ映画―『頭上の敵機』
“ゆるみ人間”の必要性を教えてくれた映画―『釣りバカ日誌イレブン』
柄にもないことをするな、と教えてくれた映画―『釣りバカ日誌6』
“粋という精神”を教えてくれた映画―『さらば愛しき女よ』・『望郷』・『カサブランカ』
事実と真実の違いを教えてくれた映画―『舞踏会の手帖』
乙女心のひたむきさを教えてくれた映画―『初恋のきた道』
人生の切なさを教えてくれた映画―『老井(古井戸)』
微笑みで正義を貫くことを教えてくれた映画―『ションヤンの酒家』
日本にもあるはずの美風を再現してくれたドラマ―『宮廷女官チャングムの誓い』〔ほか〕
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。79(昭和54)年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。99(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文芸家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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