出版社内容情報
日本海軍が誇る名将2人の激闘の生涯を描く。
連合艦隊司令長官・山本五十六と、将来の「日本海軍のエース」と目された山口多聞。太平洋戦争を代表する名将二人の激闘の生涯を描く。
太平洋戦争のターニングポイントとなった真珠湾奇襲とミッドウェー海戦――。この天王山の戦いは、連合艦隊司令長官・山本五十六と、その後継者と目された山口多聞少将を抜きにしては語れない。
▼両者とも武士の家系を引き継ぎ、山本はハーバード大学、山口はプリンストン大学に米国留学した経験をもつなど、共通点が多い。また駐米武官を務めたところも同じで、日本海軍きっての知米派であり国際派であった。山本も山口もアメリカの真の実力をよく知っており、日米の戦争には一貫して反対していたのだった。
▼しかし一旦、国家が開戦を決断した以上、海軍軍人である二人は死力を尽くして米軍と戦い、当初から不利と思われていた戦いを善戦へと導いた。山口はミッドウェー海戦で米艦隊に一矢を報いて海に沈み、山本はブーゲンビル島上空で米機に撃墜され、無念の戦死を遂げる――。
▼日本海軍が誇る名将二人の激闘の生涯を描いた力作長編小説。
▼文庫書き下ろし。
●第一章 北越長岡
●第二章 海軍兵学校
●第三章 日露戦争
●第四章 幕僚への道
●第五章 アメリカ時代
●第六章 海軍航空隊
●第七章 航空母艦
●第八章 戦争の足音
●第九章 連合艦隊司令長官
●第十章 東条英機内閣
●第十一章 真珠湾攻撃
●第十二章 ミッドウェー海戦
●第十三章 太平洋の落日
●終章 二人の人物論
内容説明
太平洋戦争のターニングポイントとなった真珠湾奇襲とミッドウェー海戦―。この天王山の戦いは、連合艦隊司令長官・山本五十六とその将来の後継者と目された山口多聞を抜きにしては語れない。共に国際派であり頑強な日米避戦論者だったが、開戦の決断後は一躍勇戦。当初から不利と思われた戦いを善戦へと導いた。日本海軍が誇る名将二人の激闘の生涯を描いた力作長編小説。
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学文学部卒業。日本大学大学院総合社会情報研究科修了。作家。福島民報出版文化賞、NHK東北ふるさと賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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