出版社内容情報
魏の覇王・曹操を支えた名参謀の生涯を描く。
魏の覇王・曹操をして「あなたこそ我が張良だ」と言わしめた荀彧。内政・外交・計略と、その知略を余すところなく描ききった人物小説。
中国は三国時代。中原の覇者を目指す曹操のもとに「王佐の才」を謳われる男がいた。その名も荀彧――。
▼「王佐」とは王を佐(たす)けるの意味。荀彧は政戦両略にわたって曹操を支え、文字通りその覇業を援けた。
▼曹操の留守を狙って攻め寄せた呂布を見事撃退し、君主の帰還まで根拠地を守り抜く、落ちぶれていた後漢の献帝を迎え入れるよう進言し、曹操の大義名分をつくる、兵力に勝る袁紹と互角に渡り合えるよう様々な策略をめぐらし、「官渡の戦い」を勝利に導くなど、まさに魏の建国は荀彧なくしてありえなかった。
▼さらに本書では、荀彧を従
●序章 空の器
●第一章 出会い
●第二章 激流
●第三章 限界
●第四章 王佐の才
●第五章 虎狼
●第六章 帝の重さ
●第七章 呂布を討て
●第八章 身中の虫
●第九章 決断
●第十章 軍師の快感
●第十一章 亀裂
●第十二章 赤き壁
●第十三章 王の道
●終章 最後の策略
内容説明
中国・三国時代。曹操のもとには「王佐の才」を謳われる男がいた。その名も荀〓(いく)、「王佐」とは王を佐けるの意。文字通り政戦両略にわたって曹操を支え、その覇業を援けた。曹操の留守を狙って攻め寄せた呂布を撃退する、袁紹の息の根を止めるよう迷う曹操に進言する等、まさに魏の建国は荀〓(いく)なくしてありえなかった。その秀でた才能ゆえに非業の死を遂げた男の波乱に満ちた生涯を描く。
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
昭和26年、福島県に生まれる。立教大学法学部卒業。平成5年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞受賞。平成14年、東北出身の気鋭の作家に与えられる第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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