出版社内容情報
深遠な叡知の世界へ、あなたを誘う知の入門書。
世界を代表する西洋の知の巨人43人を採り上げ、深遠な哲学を平易な言葉でわかりやすく解説。哲学への親近感が芽生える格好の入門書。
「汝自身を知れ」「我思う、ゆえに我あり」「人間は考える葦である」「神は死んだ」など、どこかで見聞きしたことがある言葉の数々。ただ、その意味は?となると意外と知らない人も多い。
▼本書では、古代ギリシャのソクラテスから二十世紀後半のフーコーまで、歴史に名を刻む西洋の哲学者・思想家43人を厳選。
▼宗教から哲学まで人間の認識能力を取り上げたカント、社会主義社会の成立の基本精神となったマルクス、哲学はもとより文学・演劇・文芸批判の分野で活躍したサルトル、「人間の存在とはなにか」を追究したハイデッガーなど、多様を極める知の英雄たちの哲学・思想を、素顔がわかる肖像画とともに、わかりやすく解説している。
▼「難しい」「わかりにくい」と敬遠されがちな哲学や思想だが、「これだけはぜひ知っておきたい」という事柄に絞って紹介しているので、これから西洋哲学を学ぼうとする人にとって絶好の入門書である。
▼文庫書き下ろし。
●ソクラテス(BC470頃~BC399年)――欲望の節制を説いたギリシャ最大の賢者
●プラトン(BC427~BC347年)――国家にも個人にも善と美を求めた理念主義者
●アリストテレス(BC384~BC322年)――万学の祖とされる現実主義者
●エピクロス(BC341~BC270年)――平穏で質素な暮らしに幸せを見出した快楽主義者
●キケロ(BC106~BC43年)――ローマ随一の政治的哲人
●アウグスティヌス(354~430年)――神の恩恵による救いを説いた古代キリスト教神学者
●アクィナス(1225頃~1274年)――神とキリスト教の有能なガイド
●マキァベリ(1469~1527年)――非情な君主学の提唱者
●モーア(1478~1535年)――理想郷を小説化した殉教者
●ベーコン(1561~1626年)――「帰納法」を展開したイギリス経験論の祖
●ホッブス(1588~1679年)
●デカルト(1596~1650年)
●パスカル(1623~1662年)
●スピノザ(1632~1677年)
●ロック(1632~1704年)
●ライプニッツ(1646~1716年)
●モンテスキュー(1689~1755年)
●ヴォルテール(1694~1778年)
●ヒューム(1711~1776年)
●ルソー(1712~1778年)
●カント(1724~1804年)
●ベンサム(1784~1832年)
●フィヨテ(1762~1814年)
●ヘーゲル(1770~1831年)
●ショーペンハウアー(1788~1860年)
●ミル(1806~1873年)
●キルケゴール(1813~1855年)
●マルクス(1818~1883年)
●エンゲルス(1820~1895年)
●ニーチェ(1844~1900年)
●フロイト(1856~1939年)
●フッサール(1859~1938年)
●デューイ(1859~1952年)
●ベルクソン(1859~1941年)
●ヴェーバー(1864~1920年)
●レーニン(1870~1924年)
●ユング(1875~1961年)
●スターリン(1879~1953年)
●トロツキー(1879~1940年)
●ハイデッガー(1889~1976年)
●サルトル(1905~1980年)
●レヴィ=ストロース(1908~)
●フーコー(1926~1984年)
内容説明
「汝自身を知れ」「我思う、ゆえに我あり」「人間は考える葦である」「神は死んだ」など、どこかで見聞きしたことがある名言の数々。しかし、その意味は?、となると…。本書では、ソクラテスからフーコーまで、歴史に名を刻む西洋の哲学者・思想家43人を取り上げ、その思想を平易な言葉で解説。「これだけは知っておきたい」に的を絞った“知の世界”への絶好の手引書である。
目次
ソクラテス(BC四七〇頃~BC三九九年)―欲望の節制を説いたギリシャ最大の賢者
プラトン(BC四二七~BC三四七年)―国家にも個人にも善と美を求めた理念主義者
アリストテレス(BC三八四~BC三二二年)―万学の祖とされる現実主義者
エピクロス(BC三四一~BC二七〇年)―平穏で質素な暮らしに幸せを見出した快楽主義者
マルクス・トゥリウス・キケロ(BC一〇六~BC四三年)―ローマ随一の政治的哲人
アウレリウス・アウグスティヌス(三五四~四三〇年)―神の恩恵による救いを説いた古代キリスト教神学者
トマス・アクィナス(一二二五頃~七四年)―神とキリスト教の有能なガイド
ニコロ・マキアベリ(一四六九~一五二七年)―非情な君主学の提唱者
トマス・モーア(一四七八~一五三五年)―理想郷を小説化した殉教者
フランシス・ベーコン(一五六一~一六二六年)―「帰納法」を展開したイギリス経験論の祖〔ほか〕
著者等紹介
金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年、東京生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。日本放送協会(NHK)勤務後、広島大学教授、静岡大学教授、日本大学教授を歴任。専門はドイツ文学、ドイツ思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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