出版社内容情報
本能寺の変の男たちを描いた短篇小説を厳選!
天正10年、本能寺に織田信長死す! この大事件にかかわった男たちの苦悩と決断……。七人の作家による傑作短篇小説を収録した一冊。
天正十年(一五八二)六月二日、本能寺で織田信長、死す! この大事件の勃発は、多くの人びとの運命を変えた。
▼本書は、「本能寺の変」にかかわった男たちを描いた短篇小説七編が収録されている。
▼謀叛劇の主役・明智光秀の揺れる胸中を一人称で巧みに描き出した滝口康彦の「ときは今」。
▼羽柴秀吉の「本能寺の変」黒幕説にひとひねり加えた南條範夫の「最後に笑う禿鼠」。
▼徳川家康の逃避行と穴山梅雪の死を扱った新田次郎の「伊賀越え」。
▼側近の森蘭丸が一度だけ信長に叛いた?末を綴った宮本昌孝の「蘭丸、叛く」。
▼「洞ヶ峠を極めこむ」の故事で知られる筒井順慶と、養嗣子の妻で光秀の娘である秀姫を描いた永井路子の「青苔記」。
▼博多商人・神屋宗湛が味わわされた想定外の展開を描いた火坂雅志の「盗っ人宗湛」。
▼老練な堺商人・津田宗及を襲った戸惑いと感慨を扱った赤木駿介の「本能寺ノ変 朝」。
▼読めば思わずうならされる、極上の歴史小説アンソロジー。
●
[明智光秀]ときは今 ……滝口康彦
●
[羽柴秀吉]最後に笑う禿鼠(はげねずみ) ……南條範夫
●
[徳川家康]伊賀越え ……新田次郎
●
[森 蘭丸]蘭丸、叛(そむ)く ……宮本昌孝
●
[筒井順慶]青苔記(せいたいき) ……永井路子
●
[神屋宗湛]盗っ人宗湛 ……火坂雅志
●
[津田宗及]本能寺の変 朝 ――堺の豪商・天王寺屋宗及―― ……赤木駿介
内容説明
天正十年(一五八二)六月二日、京都・本能寺で織田信長が弑逆される!戦国の世を揺るがすこの大事件にかかわった七人の男たち―謀叛劇の主役である明智光秀から、信長の後継者となった羽柴秀吉、同盟者の徳川家康、側近ナンバーワンの森蘭丸、さらに光秀と近かった筒井順慶、博多商人の神屋宗湛、堺の会合衆・津田宗及まで―の苦悩と決断を鮮やかに描いた傑作短篇小説集。
著者等紹介
細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
m
えびえび
カワセミ440