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PHP文庫
本能寺・男たちの決断

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569667812
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本能寺の変の男たちを描いた短篇小説を厳選!

天正10年、本能寺に織田信長死す! この大事件にかかわった男たちの苦悩と決断……。七人の作家による傑作短篇小説を収録した一冊。

天正十年(一五八二)六月二日、本能寺で織田信長、死す! この大事件の勃発は、多くの人びとの運命を変えた。

▼本書は、「本能寺の変」にかかわった男たちを描いた短篇小説七編が収録されている。

▼謀叛劇の主役・明智光秀の揺れる胸中を一人称で巧みに描き出した滝口康彦の「ときは今」。

▼羽柴秀吉の「本能寺の変」黒幕説にひとひねり加えた南條範夫の「最後に笑う禿鼠」。

▼徳川家康の逃避行と穴山梅雪の死を扱った新田次郎の「伊賀越え」。

▼側近の森蘭丸が一度だけ信長に叛いた?末を綴った宮本昌孝の「蘭丸、叛く」。

▼「洞ヶ峠を極めこむ」の故事で知られる筒井順慶と、養嗣子の妻で光秀の娘である秀姫を描いた永井路子の「青苔記」。

▼博多商人・神屋宗湛が味わわされた想定外の展開を描いた火坂雅志の「盗っ人宗湛」。

▼老練な堺商人・津田宗及を襲った戸惑いと感慨を扱った赤木駿介の「本能寺ノ変 朝」。

▼読めば思わずうならされる、極上の歴史小説アンソロジー。


[明智光秀]ときは今 ……滝口康彦 

[羽柴秀吉]最後に笑う禿鼠(はげねずみ) ……南條範夫 

[徳川家康]伊賀越え ……新田次郎 

[森 蘭丸]蘭丸、叛(そむ)く ……宮本昌孝 

[筒井順慶]青苔記(せいたいき) ……永井路子 

[神屋宗湛]盗っ人宗湛 ……火坂雅志 

[津田宗及]本能寺の変 朝 ――堺の豪商・天王寺屋宗及―― ……赤木駿介 

内容説明

天正十年(一五八二)六月二日、京都・本能寺で織田信長が弑逆される!戦国の世を揺るがすこの大事件にかかわった七人の男たち―謀叛劇の主役である明智光秀から、信長の後継者となった羽柴秀吉、同盟者の徳川家康、側近ナンバーワンの森蘭丸、さらに光秀と近かった筒井順慶、博多商人の神屋宗湛、堺の会合衆・津田宗及まで―の苦悩と決断を鮮やかに描いた傑作短篇小説集。

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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6
本能寺の変をめぐるアンソロジー。読み進めるほど読みにくい(笑)これまで信長贔屓で明智憎しだったが、初めて明智を可哀想だと思った。真面目すぎたゆえ、まんまと猿と狸の罠に嵌ってしまったのだろう。平和な世を夢見た正直者が馬鹿を見たのだと思うとやりきれない。相対的に秀吉と家康が嫌いになった。明智と蘭丸の話が良かったなぁ。宗久と宗及は名前が似ていて混乱してしまう(笑)2015/11/30

えびえび

1
永井センセの青苔記を読むために買ったのですが、他の作品も良かったですね。南條センセの作品は御伽話みたいな感じで面白かった。2013/03/18

カワセミ440

1
本能寺の変にかかわる7編の短編。私としては『最後に笑う禿鼠』南条範夫作 が面白かったかな。信長の配下たちが全員信長の暗殺を期待していた、だなんて。かわいそうな光秀。たまにはこういう軽い歴史短編もいいものだ。2011/02/12

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