出版社内容情報
部下を導く上司の心得、力の引き出し方を説く。
モノを作るまえに「人作り」を実践した松下幸之助。その薫陶を受けた著者が説く、人作りのコツ・要諦とは。部下を持つ人、必読の一冊。
「部下こそが上司の姿を映す鏡である。部下の欠点ばかりを言う前に、自分はできているか、まずは自分自身に問いかけてみるべきだ。」
▼本書は、22年間にわたって松下幸之助から薫陶を受けた著者が明かす、仕事の悩みや人間関係をよくするコツ、部下を導くための上司の要諦を紹介するものである。「思い切って権限を委譲する」「部下に説明させて、部下を成長させる」「叱る時はあくまで冷静に、そして褒める時には精一杯心をこめる」「美しく、正しい勝ち方を部下に教える」など、人を信じ、その能力を開花させる哲学は、いつの時代も色褪せることがない。
▼「どうすれば部下が100%の力を発揮してくれるのだろう?」「なぜ部下がやる気を出してくれないのか?」――より一層求められる上司のリーダーシップ力。著者の豊富な経験を通じたメッセージが、一歩進んだ仕事をするための糸口になるであろう。経営者・リーダー必読の一冊。
▼『人を導く』を改題。
●第1章 自主性を引き出す
●第2章 人間的成長を促す
●第3章 部下を導く上司の心得
●第4章 上に立つ者が必ず身につけるべき心がまえ
●松下幸之助さんに導かれて ……あとがきにかえて
内容説明
上司にとって、人材育成は永遠の課題だ。いかにして部下と良好な関係を築き、強い組織を作りあげるか?本書は、松下幸之助から直接、薫陶を受けた著者が語る。人材育成の原理原則集である。「思い切って権限を委譲する」「部下に説明させて、部下を成長させる」など、人を信じ、その能力を開花させる哲学は、いつの時代も色褪せることがない。“人を導く極意”がそこにある。
目次
第1章 自主性を引き出す(私が指示した通りの仕事をするのなら、君は要らない;人は誰でも、一度は驚くようないい仕事をする。その一度の成功にうぬぼれてはいけない ほか)
第2章 人間的成長を促す(自分の能力に自信をもつことは大切である。しかし、それ以上に他人の能力に敬意を表することで、より自分が成長するものだ;もし仕事が忙し過ぎると文句を言うのなら、仕事がまったくない状態を想像してみるといい ほか)
第3章 部下を導く上司の心得(上司が方針を明確に提示しなければ、部下は何をして良いのか分からなくなる;常に部下にものを尋ねていく、それが部下のやる気を引き出すコツである ほか)
第4章 上に立つ者が必ず身につけるべき心がまえ(反発する部下に対しては、まず誠心誠意その人を評価すること。そして時期を見計らって、重要なポストにつけることを考える;部下との距離を縮めようとして、肩書ではなく「さん」付けで呼ばせる上司がいる。これは良い方向には働かない ほか)
著者等紹介
江口克彦[エグチカツヒコ]
PHP研究所代表取締役社長。昭和15年生まれ。慶應義塾大学を卒業後、松下電器に入社。その後、PHP研究所。昭和51年より経営を任され、平成16年現職に就任。また、(社)経済同友会幹事、京都経済同友会常任幹事、研究提言機構「世界を考える京都座会」コアメンバー、「歴史街道」推進協議会理事、松下社会科学振興財団専務理事等に就任。また、内閣総理大臣諮問機関経済審議会特別委員、都市再生推進懇談会委員、松下電器産業株式会社理事等を歴任している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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