出版社内容情報
風林火山の旗の下、戦場を疾駆した闘将の生涯。
戦国最強を誇る「赤備え」の騎馬軍団を率いて、常に武田信玄の先陣を任された山県昌景。武田二十四将にも数えられた猛将の生涯を描く。
戦国最強を誇った「赤備え」の騎馬軍団を率いて、常に武田信玄の先陣を任された山県昌景――。
▼若年より晴信(のちの信玄)の近習として仕え、20歳の時には晴信直属の旗本隊創設に加わり、いきなり足軽150人の隊長に大抜擢された。その後も武勲を重ね「源四郎(昌景)の赴くところ敵なし」とまで謳われる。
▼信玄の子・義信の謀反未遂に、父のような存在だった兄・虎昌が連座し切腹させられると、昌景は涙ながらに兄が率いた「赤備え」の部隊を引き継ぐこととなる。
▼その後の昌景は、「風林火山」の旗印とともに武田の先鋒隊長として戦場を疾駆。“赤い大津波”の如き騎馬軍団の破壊力は、三方ヶ原の戦いで徳川軍を呑み込み、「さても恐ろしきは山県」と家康を畏怖させた。
▼しかし信玄に重用された反面、息子の勝頼には疎んじられ不遇な晩年を迎える。長篠・設楽原合戦では己の誇りをかけて挑み、壮烈な最期を遂げた猛将の生涯を描く。
▼文庫書き下ろし。
●赤い稲妻
●二十歳の足軽隊長
●神之峰城
●越後の飛龍
●兄と弟
●武田の赤備え
●山動く
●三方ヶ原
●京への道
●朝靄の銃撃戦
内容説明
戦国最強を誇った「赤備え」の騎馬軍団を率いて、常に武田信玄の先陣を任された山県昌景―。その“赤い大津波”の如き破壊力は、三方ヶ原の戦いでは徳川軍を呑み込み、「さても恐ろしきは山県」と家康を畏怖させた。しかし信玄に重用された反面、息子の勝頼には疎んじられ不遇な晩年を迎える。長篠・設楽原合戦では己の誇りをかけて挑み、壮烈な最期を遂げた猛将の生涯を描く。
著者等紹介
小川由秋[オガワヨシアキ]
1940年生まれ。1965年、早稲田大学第一政経学部卒業。同年、学陽書房に入社し、地方自治関係の単行本を中心に企画・編集に携わる。童門冬二氏が編集代表の同人誌『時代』の同人として小説を発表している。本名・高橋脩(おさむ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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