出版社内容情報
『博士の愛した数式』の著者によるエッセイ集。
『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の不思議な世界観を垣間見るような珠玉のエッセイ集。静謐な文章で描かれた日常に、真実が光る。
『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の作家デビューから10年の間に発表された初期エッセイをまとめた一冊。
▼金光教の離れで暮らした子供時代、学生時代の思い出、アンネ・フランクへの思い、子育て、そして家族、取材や旅行で訪ねた町の思い出……。何気ない日常生活を描く静謐な文章のなかに、作家が生み出す不思議な世界観を垣間見ることができる。
▼「小説を書いている時、私はいつでも過去の時間にたたずんでいる。昔の体験を思い出すという意味ではなく、自分がかつて存在したはずなのに今やその痕跡などほとんど消えかけた、遠い時間のどこかに、物語の森は必ず茂っているのである。今、また新しい小説を書いている。日曜日も誕生日も春休みも無視し、現在の時間の流れとは無関係に過去の森の奥へ奥へと分け入り、少しでも明確な言葉を聞き取ろうとして耳をすましている」
▼そんな著者が、言葉の石を一個一個積み上げるようにして綴った珠玉の54編。
●第1章 心の核を育てる
●第2章 言葉の力に導かれて
●第3章 死は生の隣りにある
●第4章 家族という不思議
●第5章 旅の記憶は感性の預金
●第6章 神の存在を感じるとき
内容説明
『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の作家デビューから10年の間に綴られた初期エッセイ集。金光教の教会の離れで暮らした子供時代、学生時代の思い出、アンネ・フランクへの思い、子育て、そして家族、取材や旅行で訪ねた町の思い出…。何気ない日常生活を描く静謐な文章のなかに、作家が生み出す不思議な世界観を垣間見ることができる。言葉の石を一個一個積み上げたような珠玉の54編。
目次
第1章 心の核を育てる
第2章 言葉の力に導かれて
第3章 死は生の隣りにある
第4章 家族という不思議
第5章 旅の記憶は感性の預金
第6章 神の存在を感じるとき
著者等紹介
小川洋子[オガワヨウコ]
1962年3月岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。1988年『揚羽蝶が壊れる時』で第7回海燕新人文学賞受賞。1991年『妊娠カレンダー』で第104回芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で第55回読売文学賞と第1回本屋大賞受賞。『ブラフマンの埋葬』で第32回泉鏡花文学賞受賞。2006年『ミーナの行進』で第42回谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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