出版社内容情報
人気の古代史研究家が斬新な視点で謎を解く。
大和説と九州説、ヤマト建国と浦島太郎、天皇家を潰そう(?)とした聖武天皇……。謎に満ちた古代史の中の9つの関心事に迫る意欲作。
古代史ファンに、古代史のどのようなところに面白さを感じるのか、理由を尋ねてみると、異口同音に「ミステリアスなところ」という答えが返ってくる。たしかに、邪馬台国がどこにあったのか、未だに結論をみない古代史は、近現代史のように疑いようのない資料が豊富にあるわけではないので、遺跡や資料をつなぎ合わせ、イメージを膨らませて楽しめるという魅力に満ちている。それは、まさに推理小説の謎解きと同じ感覚なのだろう。
▼本書の著者である関裕二氏は、古代史を独学した人物。象牙の塔の権威に縛られなかった分、古代史の謎に迫る発想はユニークこのうえない。
▼本書は、その関氏が、古代史のなかでも特に厚いベールに覆われた9つの謎を取り上げ、独自の視点で謎解きをした、いわば「短編ミステリー集」といったものだ。
▼古代史ファンはもちろん、古代史に初めて接する人には、古代史の全体像をつかむうえで、絶好の入門書として楽しめるに違いない。
●第一の謎 神話に封印された謎
●第二の謎 迷宮入りしてしまった邪馬台国の謎
●第三の謎 ヤマト建国の謎
●第四の謎 浦島太郎とアメノヒボコの謎
●第五の謎 雄略天皇と継体天皇の謎
●第六の謎 聖徳太子の謎
●第七の謎 蘇我入鹿の謎
●第八の謎 壬申の乱の謎
●第九の謎 聖武天皇の謎
内容説明
邪馬台国はどこにあったのか?なぜ、継体天皇が即位したのか?古代史の醍醐味は、こうした多くの「謎」に満ちているところだ。本書は、古代史の中でも特に厚いベールに覆われた謎を9つ選び、いま古代史研究の最前線で何が起きているのかを紹介したものである。著者は、独自の視点で古代史の謎に迫ることで定評のある関裕二。ファンならずとも楽しめること請け合いの一冊。文庫書き下ろし。
目次
第1の謎 神話に封印された謎
第2の謎 迷宮入りしてしまった邪馬台国の謎
第3の謎 ヤマト建国の謎
第4の謎 浦島太郎とアメノヒボコの謎
第5の謎 雄略天皇と継体天皇の謎 第6の謎 聖徳太子の謎
第7の謎 蘇我入鹿の謎
第8の謎 壬申の乱の謎
第9の謎 聖武天皇の謎
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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