出版社内容情報
日本人に自信と誇りを与える代表的名著を新訳。
日本人よ! 今こそ「独立の精神」を持て! 西洋列強と伍して生きる国民のために「和魂」の必要性を説いた福沢諭吉の名著を現代語新訳。
なぜ、今、『学問のすすめ』なのか――。
▼原書が発刊された当時の明治日本は、怒涛の如く押し寄せる西洋列強のプレッシャーと文明開化の波にさらされ、新たな価値観の創造を迫られていた。一方、現代日本も急激なグローバル化と猫の目のように変化する市場経済に翻弄され、日本人固有のアイデンティティを見失いつつある。ある意味、今の日本を取り巻く環境は明治初期と似ているといっても過言ではない。そんな中、日本人が自信を取り戻し、世界に誇れる国民になるためにはどうしたらいいのか。
▼福沢は、国民一人ひとりが「独立の精神」を持つことが急務であるといった。
▼「独立の精神」とは、文明国家の礎である個人主義の根幹であり、「自分で自分の心を支配し、他に頼りすがる心がないこと」。日本人が自分で物事の善悪を決め、自分の行動に責任をもって間違いを起こさない「独立の人」になることが肝要と説いた明治のベストセラーが現代語新訳で今、甦る!
●いま、なぜ『学問のすすめ』なのか
●初編 天は人の上に人を造らず
●第二編 学問こそ生きる力の源泉である
●第三編 個人の独立があってこそ国家の独立がある
●第四編 上に立つものの責任とは何か
●第五編 なぜ、独立の精神が必要なのか
●第六編 国法あっての国家であり、その大切さを論じる
●第七編 国家に対する国民の役割とは何か
●第八編 人間の権利とは、相手を妨害しないかぎり自由に行動していいということ
●第九編 学問の本当の目的とは何か ――中津の旧友に贈る
●第十編 日本を維持する気概を養い、社会に貢献する ――前編の続き、中津の旧友に贈る
●第十一編 妄説に惑わされない懸命な知恵を磨け
●第十二編 日本人はもっと演説(スピーチ)がうまくならなければならない
●第十三編 怨望ほど人間に有害なものはない
●第十四編 自分の収支決算書をときどき点検しろ
●第十五編 物事を疑ってから取捨選択をする
●第十六編 独立の精神こそ国家発展の基礎
●第十七編 人間は「人望ある人」にならなければならない
●解説 百冊の人生書より一冊の『学問のすすめ』(岬 龍一郎)
内容説明
日本人よ!今こそ「独立の精神」を持て!怒涛の如く押し寄せる西洋列強のプレッシャーと文明開化の波。急激な西欧化に翻弄される日本人が、生まれ変わるために必要なことは何か。他人に頼ることなく自力で生きることの必要性を説いた明治のベストセラーを現代語新訳。グローバル化が進み、価値観の大転換期にあたる現代は明治の当時と酷似している。日々を生き抜く指針が見えてくる一冊。
目次
天は人の上に人を造らず
学問こそ生きる力の源泉である
個人の独立があってこそ国家の独立がある
上に立つ者の責任とは何か
なぜ、独立の精神が必要なのか
国法あっての国家であり、その大切さを論じる
国家に対する国民の役割とは何か
人間の権利とは、相手を妨害しないかぎり自由に行動していいということ
学問の本当の目的とは何か―中津の旧友に贈る
日本を維持する気概を養い、社会に貢献する―前編の続き、中津の旧友に贈る
妄説に惑わされない懸命な知恵を磨け
日本人はもっと演説がうまくならなければならない
怨望ほど人間に有害なものはない
自分の収支決算所をときどき点検しろ
物事を疑ってから取捨選択をする
独立の精神こそ国家発展の基礎
人間は「人望ある人」にならなければならない
百冊の人生書より一冊の『学問のすすめ』
著者等紹介
岬龍一郎[ミサキリュウイチロウ]
1946年生まれ。作家・評論家。早稲田大学を経て、情報会社・出版社の役員を歴任。退職後、著述業のかたわら、人材育成のために「人間経営塾」を主宰。国家公務員・地方公務員幹部研修、大手企業研修などの講師を務め、「人の上に立つ者の人間学」を説いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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