出版社内容情報
大和朝廷が古代日本に統一される真実のドラマ。
最新の考古学の新発見をふまえ、大和朝廷が古代日本を統一していく実際の姿をダイナミックかつ丁寧に描いた、古代史ファン必読の書。
卑弥呼の「邪馬台国」のその後は、どうなったのだろうか? 大和朝廷は、どのような形で勢力を拡張していったのだろうか? そして、力を誇った吉備や出雲の国たちはなぜ衰えていったのだろうか? また、北海道や琉球列島の人々はどんな歴史を歩んだのだろうか?――古代史ファンがもっとも知りたいこれらの問題にアプローチしたのが本書である。
▼著者は言う、「日本史を知るためには最初に大和朝廷がつくった日本文化の核は何かを明確にしなければならない」と。そして、大和朝廷が古代日本を統一していったキーワードを「首長霊信仰」という新たな文化におき、この首長霊信仰に基づいて古墳の築造や神々に捧げる和歌や祝詞などの文化づくりがなされた、とする。
▼「古代日本誕生」の物語を、たくさんの考古学の成果と文献を融合させ、そこに著者ならではの独自の視点を盛り込んで、具体的かつ鮮やかに描き出された本書は、まさに待望の一冊といえるだろう。
●序章 古代史を学ぶ意味
●第1章 古代都市「大和」と首長霊信仰
●第2章 戦乱時代の勝者
●第3章 東北の歴史が語るもの
●終章 古代日本文化の三つの流れ
内容説明
卑弥呼の「邪馬台国」のその後は、どうなったのだろうか?大和朝廷は、どのような形で勢力を拡張していったのだろうか?そして、力を誇った吉備や出雲の国たちはなぜ衰えていったのだろうか?古代史ファンがもっとも知りたいこれらの問題にアプローチしたのが本書である。「日本誕生」の物語を、考古学の成果と文献を融合させ、具体的かつ鮮やかに描き出した、待望の一冊といえよう。
目次
序章 古代史を学ぶ意味(誰が「日本」を作ったか;首長から大王に ほか)
第1章 古代都市「大和」と首長霊信仰(山の辺の道に生まれた新文化;前方後円墳を作った平和都市「大和」 ほか)
第2章 戦乱時代の勝者(銅鐸を割る時;桃太郎伝説と前方後円墳 ほか)
第3章 東北の歴史が語るもの(東の文化を代表する亀ヶ岡遺跡;奥州日高見国の後退 ほか)
終章 古代日本文化の三つの流れ(日本文化の原像;亜熱帯に育つ国際的文化 ほか)
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。1979年、東京大学大学院国史学博士課程を修了。明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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