出版社内容情報
星野道夫の写真を新編集したシリーズ第2弾。
星野道夫が遺した写真と文章を新編集したシリーズ第2弾。シロクマやアザラシ、リス、小鳥などのカップルや親子の愛にあふれた写真集。
アラスカの自然と動物たちを19年間にわたって見つめ続け、比類のなき世界を築いてきた星野道夫が遺した、膨大な写真と文章を新編集したシリーズ2作目。
▼本書では、動物の親子やカップルの愛らしい写真を中心に収録。白クマ、アザラシ、グリズリー、ムース、リス、小鳥などのたくさんのアラスカに暮らす動物たちに心癒される。過酷だが美しい自然の中で、たくましくも愛らしく生きる彼らのユーモラスで魅力的な姿。めぐりゆく生命の神秘や人が人と出会い、その相手を想う気持ちの不思議さを感じさせる世界は、無限の広がりを内包しているのだ。
▼1996年8月、カムチャツカ半島での取材中にクマに襲われ急逝してから10年近く経った現在でも、多くのファンを魅了し続けている星野道夫。あんなに魅せられていたアラスカに彼が何を見ていたのかが伝わってくる美しい写真集。
▼プレゼントにも最適なビジュアルブック。
▼文庫化に際し、新写真も収録。
内容説明
魂を揺さぶる写真と言葉の数々。新編集でよみがえる星野道夫の世界。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
piro
36
クマやカリブー、ドールシープなどの家族の写真がとても印象的な一冊。特にクマの親子の姿は微笑ましくて心が和みます。そして穏やかに綴られるアラスカへの想いが沁みる。アラスカで多くの人と出会い、自然の中に身を置き、自然の恵みを身体に取り込む。そうやって星野さんはアラスカに根を張っていったのだろうな。「遠い昔に会った誰かが、自分を懐かしがっていてくれる。それは何と幸福なことだろう。」星野さんと出会った多くの人たちが、きっと今も彼を懐かしんでいることでしょう。2022/09/03
愛希穂
0
最近、原発や震災、格差社会に関する本を多く読んでいたので、心癒される本を読みたくなりました。 やっぱりいいですね、星野さん。 写真もそこに綴られている言葉も美しい。 人は生きているかぎり、夢に向かって進んでいく。 夢は完成することはない。 しかし、たとえこころざし半ばに倒れても、 もしそのときまで全力を尽くして走りきったならば、 その人の一生は完結しうるのではないだろうか。 (本文71頁) 星野さんと重なって、ジーンときました。2011/11/06
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