出版社内容情報
次郎長率いる清水一家の激動なる生涯・後編。
大政、小政に森の石松……。絶妙な笑いを満載し、鬼才が大胆かつ緻密な構図と筆致で描く、次郎長率いる清水一家の激動の生涯・後編。
予測と先見性に優れ、大胆な行動力と粘り強さで清水一家の指揮をとり、幕末・明治期にその名を馳せた“海道一の大親分”次郎長。
▼本編は、仇討ち、決闘、縄張り争い……斬った張ったの渡世人生に明け暮れた壮年期を経て、明治維新を機にアウトローから一転、事業家として数々の事業を成し遂げた晩年までの、彼の生涯を追った作品である。
▼森の石松の仇討ちに始まり、激化する黒駒方との抗争、高神山の決闘、大政奉還から明治維新に至るまで、壮絶かつ激動の時代を生きた次郎長と乾分(こぶん)たちの終焉を、鬼才・黒鉄ヒロシがシュールにコミカルに描く超大作!
▼昭和20年代、次郎長に少なからずの影響を受けて育った著者の心の中を旅し続けてきた次郎長像が、見事に生き、ここに鮮明によみがえった。
▼最期まで“義理と人情”に命をかけた漢(おとこ)の生き様を見事に活写した、「黒鉄歴画」シリーズ第4弾・<後編>。
●ふぐ
●吉兵衛殺し
●文吉史料
●勝蔵
●天竜川
●追跡
●平井の役
●仁吉
●高神山
●仁吉の死
●伊勢へ
●鉄舟
●お蝶殺し
●晩期(三)
●晩期(四)
●晩期(五)
●死期
●終旅
●清水次郎長漫年譜
内容説明
大胆な行動力と粘り強さで清水一家の指揮をとり、幕末・明治期にその名を馳せた“海道一の大親分”次郎長。本編は、激化する黒駒方との抗争と、高神山の決闘、そして明治維新の始まりから彼の晩年までを緻密な構図と筆致で描く。刻々と変化する時代の中で、明治維新を機にアウトローから一転、数々の事業を為し遂げた次郎長の魅力溢れる人間像を見事に活写!「黒鉄歴画」シリーズ第4弾・“後編”。