内容説明
人生最大の分岐点は40代である。なぜなら40代の過ごし方次第で、そこから人間としてグンと伸びて「本物の大人」になれる人と、そのまま成長が止まってしまう人に分かれてしまうからだ。本書は、生きる楽しさを与える人気エッセイストの著者が、「人生・大人・仕事・家庭」の4つの面から、人生を愉しく有意義なものにする考え方を紹介。50代からの人生を輝かしいものにしたい人に読んでほしい本。
目次
第1章 「本当の人生」は四十歳から始まる(本当の勝負は四十代から始まる;人間は「自動目標達成装置」である ほか)
第2章 あなたは「本当の大人」になりきれたか?(お金を使って人生を楽しみなさい;損な役割をどれだけ買って出られるか ほか)
第3章 「自分」と「仕事」の関係を見直すとき(変革の時代は悩まず生きたほうが勝ち;四十を過ぎたら「二足のわらじ」も悪くない ほか)
第4章 「家庭」での男の責任とは(家庭を大事にする時代が戻ってきた;妻の存在をしっかりと頭に入れておこう ほか)
著者等紹介
川北義則[カワキタヨシノリ]
1935年、大阪生まれ。1958年、慶應義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任。1977年、退社、日本クリエート社を設立する。現在、出版プロデューサーとして活躍するとともに、生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆。各地の講演などでも好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Taka
53
ハウトゥー本だがなかなか身にしみる。今のうちに準備しておくことがたくさんあるな。このての本は定期的に読んで自分自身を点検する機会にするべきだな。2018/10/02
なると
25
男四十代働き盛り。社会人経験も積み、仕事で脂の乗り切っている年代。しかし住宅ローン返済真っ只中、子ども教育費もかさみ、しゃにむに働くこの期間こそ、自分の為に費やす時間をとってほしいと。この四十代で人間性を磨いてこそ、五十代、六十代で本物の大人になれる。若者達が憧れる大人にぜひなってもらいたいと。かなり男性向け著書、そして家族持ち前提な印象。とにかく女は自分磨きをしているので男もやれと[memo]自分が理想とする老人像をみつけ、近づくべき努力をする/有給ばかりとっていたら睨まれるという敗北主義とはおさらば→2017/02/19
ネロ
18
教養と芯のある大先輩からの有り難い説教を聴いている様な読書体験となりました。著者の語彙が豊富で、その面でも勉強になりました。2023/07/04
C-biscuit
17
せっかくなので40歳から関係の本を読む。少し古いが、生き方の本であり、問題ない。残念ながら自分は40歳になった時、30代でやっとけば良かったと思うものがあった。それを50歳になった時、後悔したくないと思う。そういう意味では、充実した生活をしているようにも思うが、この本にもある通り、40代のうちにいろいろと準備しておきたい。一番は、この本にもある二足のわらじである。それと、気づきの部分では、男は自分磨きに投資していないとのことであった。確かに…。そして最後の難関は夫婦である。終焉のイメージが持てていないw。2015/12/04
かず
14
40歳といえば「不惑」と呼ばれ、人生にそれなりの諦念を持ち、今までに築いてきたものを足場にして飛躍へと向かう節目の年だといえます。しかし、私にとっては、後悔多きこれまでを振り返って、尻すぼみでは終わらせないための「一念発起の年」といえます。本著では総論、大人の再定義、仕事、家庭と4章立てで全50項目、説明されています。私が感じ入ったのは、「№25 好いたことをして暮らすべきなり」「№32 40を過ぎたら『二足の草鞋』も悪くない」「№36 サラリーマンもFA宣言してはどうか」と夫婦関係についての記載でした。2016/01/15