出版社内容情報
道元、利休、漱石などを通じて禅の本質に迫る。
禅に関心をもつ日本人は、パソコン時代になりより増えているようだ。静寂の中に座し、心を無にする「禅」とは何かを今、改めて考える。
会社の運命を左右する、ここ一番の決断に迷いが生じないように……。大観衆の前で自分の最高のパフォーマンスを見せたいために……。理由は、その人その人で異なるが、経営者やスポーツ選手のなかには、精神修養の一つの手段として座禅を組む人が少なくないようだ。
▼しかし、改めて言うまでもなく、座禅は禅宗の僧侶たちが「悟り」を開くための、修行の一つだ。座禅を通して禅宗は、仏教のなかでも身近な宗派だが、身近すぎるあまりに、禅宗はどのように日本に根づいたのか、禅によって開かれる「悟り」の境地とは何かと、改めて問われると答えに窮する人は案外多いのではないだろうか。
▼本書は、禅宗の発祥から、禅によって開かれる「悟り」、禅宗の系譜、禅僧たちの日常の生活まで、「禅とは何か」を30の問いに答える形で書かれた、禅の解説書だ。
▼本文は、読みやすい大きな文字で、話し言葉で語りかけるような解説。日本一やさしい禅の入門書の決定版である。
●仏教の中の禅
●達磨の悟り
●禅の4つのキーワード
●心の苦しみ、その正体
●禅の象徴『十牛図』
●日本に入ってきた経緯
●日本臨済宗のパイオニア・栄西
●日本曹洞宗のパイオニア・道元
●北条一門の心の支えだった無学
●臨済宗黄金時代を築いた夢窓の功罪 ほか
内容説明
ここ一番の意志決定、勝負に動じない心を養う…。その目的は人それぞれでしょうが、座禅を組むことで強い精神力を養いたいという願望を持つ人は少なくありません。本書では、何となくイメージとしては理解している「禅」を、「そもそも禅とは何なのか」という基本的な知識から、禅宗の系譜、禅宗の名僧まで、容易に「禅」が理解できるように構成した、日本で一番やさしい禅の入門書です。文庫書き下ろし。
目次
仏教の中の禅
達磨の悟り
禅の四つのキーワード
心の苦しみ、その正体
禅の象徴『十牛図』
日本に入ってきた経緯
日本臨済宗のパイオニア・栄西
日本曹洞宗のパイオニア・道元
北条一門の心の支えだった無学
臨済宗黄金時代を築いた夢窓の功罪〔ほか〕
著者等紹介
長尾剛[ナガオタケシ]
東京生まれ。東洋大学大学院修了。ノンフィクション作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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