出版社内容情報
東京裁判の全体像がつかめる便利なテキスト。
東京裁判とは、どんな裁判だったのか? 日本人の戦争観や外交姿勢に大きな影響を与えた裁判の全体像を、20ポイントでクリアに解説。
東京の池袋駅近くにサンシャインビルという超高層ビルが建っている。そこはかつてスガモ・プリズン(巣鴨拘置所)があった場所である。
▼スガモ・プリズンに拘置されたA級戦争犯罪人28名は、市ヶ谷に設置された極東国際軍事裁判に出廷し、その罪を裁かれた。絞首刑の判決を受けた7名は1948年12月23日、拘置所内で処刑――。
▼これが満州事変から太平洋戦争にいたる日本の軍事行動の全容を初めて明らかにし、その政治・軍事指導者を“A級戦犯”として断罪した、いわゆる東京裁判の結末である。
▼戦後の日本人の歴史観に大きな影響を与えたこの裁判を巡って、歴史教科書や靖国問題など、今なお活発な議論が続けられている。
▼本書は、東京裁判とは一体どんな裁判だったのか、裁かれた人は実際にはどんな立場の人だったのか……など、20の設問に答える形式で、史実の概略や裁判の全経過を分かりやすく解説。
▼貴重な写真や資料も満載の格好の入門書。
●第1問 東京裁判とは何ですか。だれがいつ、開いたのですか。
●第2問 被告はどういう人たちですか。裁判官・検事はどんなひとたちですか。弁護人もついたのですか。検事の起訴状や冒頭陳述はどんな内容ですか。
●第3問 軍人で被告になった人にはどんな人がいますか。何をした人なのでしょう。
●第4問 政治家で被告になった人にはどんな人がいますか。民間人で被告になった人もいますか。
●第5問 外交官で被告になった人にはどういう人がいますか。 ほか
内容説明
満州事変から太平洋戦争にいたる日本の軍事行動の全容をはじめて明らかにし、その政治・軍事指導者たちを“A級戦犯”として裁いた極東国際軍事裁判。戦後の日本人の歴史観に大きな影響を与えたこの裁判を巡って、靖国問題など、今なお活発な議論が続けられている。本書は、20の設問に答える形式で、史実の概略や裁判の全経過を分かりやすく解説。貴重な写真や資料を満載した格好の入門書。
目次
東京裁判とは何ですか。だれがいつ、開いたのですか。
被告はどういう人たちですか。裁判官・検事はどんな人たちですか。弁護人もついたのですか。検事の起訴状や冒頭陳述はどんな内容ですか。
軍人で被告になった人にはどんな人がいますか。何をした人なのでしょう。
政治家で被告になった人にはどんな人がいますか。民間人で被告になった人もいますか。
外交官で被告になった人にはどういう人がいますか。
裁判を受けたくないとして自決した大物もいたのですか。
天皇陛下も裁判にかけられたのですか。
東京裁判で初めてわかったということがあったのですか。
「平和に対する罪」のほか裁判でとくに大きく取りあげられた問題は何ですか。
原爆投下は裁判では問題にならなかったのですか。
弁護人は基本的にはどんな反論をおこなったのですか。
東条英機はどんな反論をしたのですか。
被告にされた人たちの証言の仕方で、何か大きな傾向というものがありましたか。
検事や裁判官にソ連も入ってますが、日本はソ連も攻撃したのですか。
法的ではあえて問題にされなかったという事項がありましたか。
判決のくわしい内容はどんなものですか。
すべての裁判官が判決に同意したのですか。
禁固刑を科せられた人たちはその後どうなったのですか。
戦争犯罪人にたいする裁判は東京裁判だけですか。
なぜ今日も東京裁判をめぐって論客が議論しているのですか。
感想・レビュー
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