出版社内容情報
ビジネスに必要な戦略思考・戦略手法を解説。
会社の未来を担う人材には「戦略の立案」「組織の構築」「リーダーシップ」の3つが不可欠だ。戦略思考、戦略手法を図表で平易に解説。
経営参謀とは、会社の未来像に基づいて戦略を立案し、プログラムを構築してそれを遂行できる人材のこと。企業を取り巻く環境が激変する現代において、その役割はとりわけ重要視されている。
▼しかし一方で、企業が目先の人材に対する即戦力化を優先し、物事を一つ上の視点から考える人材を育てきれていないのも事実。
▼本書は、経営参謀のために必要な三つの要素、「戦略立案」「組織変革」「リーダーシップ」を軸に、大競争時代を勝ち抜くためのコンサルタント頭脳の鍛え方を紹介したものだ。
▼「軍事モデルと経営モデルの違いを考える」「自社の戦略の理解・確認の仕方」「解決策の検討方法」「課題の把握の仕方」「リーダーシップの型を考える」などについて具体事例を豊富に盛り込み、図表で平易に解説しているので、理解しやすい内容になっている。
▼「戦略思考・手法の基礎知識がみるみる身についた！」とビジネスマンに評判の実践的テキストを遂に文庫化！
［1］ビジネスにおける「戦略（ストラテジー）」とは？
［2］自社の戦略を把握する
［3］新しい戦略を立案する
［4］組織を構築する
［5］リーダーシップを考える
［6］新しい時代への視点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三上 直樹
3
参謀という語にひかれて買いましたが、マッキンゼーで大前研一さんの後輩というキャリアからか、1998年の初版にもかかわらず、その分析が古くなることはなく、紹介されるエピソードも幅広く、やはり良書は色あせないのを実感。2016/02/18
msugimo
2
広い視野を持たず、自分の業務にだけ専念しすぎると、部分最適だけが目的となり、全体に対して効果を出すどころか、悪影響を及ぼす場合もある。スタッフの業務は、複数のラインを統合し、会社の力を最大化出来るような戦略を立てること。そのためには、今の業務に入り込むだけでなく、周りに対する影響も考えられなければならないと感じた一冊。2013/10/10
ノンミン
1
経営において戦略と戦術という言葉は、初心者にとって混乱しやすい。本書では、軍隊における戦略と戦術との対比をはかりわかりやすい定義を示している。 組織論、リーダーシップ論等、精錬された記載が多く、コンパクトにまとめられている。新書にもかかわらずよくまとめてあって良本だと感じた。2015/02/08
がんつ
0
努力で変えられるものには、限界がある。自分はいったいどんな戦略で生きていくつもりなのだろうか。未来を見て、課題を発見、現状分析をする。言葉で言うのは簡単だけれども、実行に移すのは難しいのだろう。毎日意識するのが大事だと思った。2017/01/29
Lucas:卢卡斯
0
一般にコンサルタントの問題解決アプローチは、五つのステップを踏む。 課題を明確にする。 現状を把握・分析する。 現状を診断・評価する。 解決策を検討する。 実行プログラムを策定する。 チーム作業を効率よく進めるためには、当初は現状把握、分析作業はある程度粗くとも、大きな方向を見出せれば良しとして、できるだけ早く方向を見定め、具体的な解決策、実行プログラムの検討にエネルギーを注ぐことが望ましい。（Early Development of Conclusion[結論の想起発見]） 勘や情緒は、理解のための2013/03/02
