出版社内容情報
「義」に生きた、三国志史上最大の英雄の生涯。
劉備と義兄弟の契りを交わし、「義」に生きた武将・関羽。青竜刀と赤兎馬を武器に戦い、その活躍ぶりから神格化された英雄の姿を描く。
蜀の皇帝・劉備の下には、誰もがうらやむ三人の人物がいた。「天下三分の計」を説いた天才軍師・諸葛亮、一騎打ちを得意とした暴れん坊将軍・張飛、そして、武の神、商業の神と称えられた三国志最大の英雄・関羽である。
▼劉備、張飛と義兄弟の契りを結び、“共に天下を正す”という大義に命を賭けて戦い続けた関羽。愛馬・赤兎馬を駆り、青龍偃月刀で次々に敵を薙ぎ払うその姿は、天下無双の豪傑として全国に知れ渡ったという。事実、西暦200年の白馬の戦いで、関羽は馬を駆って数万の大軍の真っ只中へ踊りこみ、猛将・顔良の首を血祭りにあげて悠々と引き上げた。そのあまりの豪胆な行動に、敵軍は誰一人立ち向かえる者がいなかったと言われている。
▼「義」を重んじ、武芸のみならず高い教養をも併せ持っていたと伝えられる関羽。いかなる時も劉備に信を置き、愚直なまでに主君に仕え続けた男の堂々たる生涯を描ききった長編歴史小説。
▼文庫書き下ろし。
●第1章 徳か力か
●第2章 桃園結義
●第3章 信こそ最強
●第4章 放浪軍団
●第5章 捕らわれの身に……
●第6章 白馬の戦い
●第7章 異能なくば……
●第8章 恩返し
●第9章 俺の城
●第10章 斜陽
●第11章 最後の戦い
●終章 青い龍と赤い馬
内容説明
桃園の誓いを立て、義兄・劉備とともに“天下を正す”という大義に命を賭けた蜀の豪傑・関羽。愛馬・赤兎馬を駆り、青龍刀で次々に敵を薙ぎ払うその姿は、敵将・曹操さえも震え上がらせたという。「義」を重んじ、武芸のみならず高い教養をも併せ持っていたと伝えられる関羽。いかなる時も劉備に信を置き、愚直なまでに主君に仕え続けた男の堂々たる生涯を描ききった長編歴史小説。
著者等紹介
菊池道人[キクチミチト]
1961年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業。大学在学中に「歴史文学ロマンの会」に入会、それを機に文筆を志す。10年間の塾講師を経て、現在は著述に専念
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