PHP文庫<br> 関羽―「義」に生きた知勇兼備の武人

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関羽―「義」に生きた知勇兼備の武人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569663753
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「義」に生きた、三国志史上最大の英雄の生涯。

劉備と義兄弟の契りを交わし、「義」に生きた武将・関羽。青竜刀と赤兎馬を武器に戦い、その活躍ぶりから神格化された英雄の姿を描く。

蜀の皇帝・劉備の下には、誰もがうらやむ三人の人物がいた。「天下三分の計」を説いた天才軍師・諸葛亮、一騎打ちを得意とした暴れん坊将軍・張飛、そして、武の神、商業の神と称えられた三国志最大の英雄・関羽である。

▼劉備、張飛と義兄弟の契りを結び、“共に天下を正す”という大義に命を賭けて戦い続けた関羽。愛馬・赤兎馬を駆り、青龍偃月刀で次々に敵を薙ぎ払うその姿は、天下無双の豪傑として全国に知れ渡ったという。事実、西暦200年の白馬の戦いで、関羽は馬を駆って数万の大軍の真っ只中へ踊りこみ、猛将・顔良の首を血祭りにあげて悠々と引き上げた。そのあまりの豪胆な行動に、敵軍は誰一人立ち向かえる者がいなかったと言われている。

▼「義」を重んじ、武芸のみならず高い教養をも併せ持っていたと伝えられる関羽。いかなる時も劉備に信を置き、愚直なまでに主君に仕え続けた男の堂々たる生涯を描ききった長編歴史小説。

▼文庫書き下ろし。

●第1章 徳か力か 
●第2章 桃園結義 
●第3章 信こそ最強 
●第4章 放浪軍団 
●第5章 捕らわれの身に…… 
●第6章 白馬の戦い 
●第7章 異能なくば…… 
●第8章 恩返し 
●第9章 俺の城 
●第10章 斜陽 
●第11章 最後の戦い 
●終章 青い龍と赤い馬

内容説明

桃園の誓いを立て、義兄・劉備とともに“天下を正す”という大義に命を賭けた蜀の豪傑・関羽。愛馬・赤兎馬を駆り、青龍刀で次々に敵を薙ぎ払うその姿は、敵将・曹操さえも震え上がらせたという。「義」を重んじ、武芸のみならず高い教養をも併せ持っていたと伝えられる関羽。いかなる時も劉備に信を置き、愚直なまでに主君に仕え続けた男の堂々たる生涯を描ききった長編歴史小説。

著者等紹介

菊池道人[キクチミチト]
1961年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業。大学在学中に「歴史文学ロマンの会」に入会、それを機に文筆を志す。10年間の塾講師を経て、現在は著述に専念
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

20
15劉備との出会いから始まると思いきや張遼との出会いから始まるとは予想外でした。演義とは少し違い関所破りはないし周倉は出てこず代わりに陸渾という海賊が出てくるし関平は養子ではなく実子で関興まで登場する。関羽が荊州に残ったのは益州攻略には正義感が強い関羽を連れて行けないと遠ざけたのが理由、少し悲しい話でした。2020/01/22

shinjitaka

1
正直言って、中華街にある関帝廟が関羽を祭っていることは知らなかった。 それから、関羽、張飛って簡単には日本語変換できないことも今回分かった。劉備はできるのに。2012/09/26

Ryuji

0
★★★☆☆「三国志」の登場人物にスポットを当てその人を主人公とした小説は多数あります。そういう小説は「三国志」の物語そのものを知っていることが前提なのだと思います。この小説も長編「三国志」が急ピッチで進んでしまうので、「三国志」の予備知識が無いと全く面白く無いかも知れません。関羽と張遼、お互いが敵でありながらの友情が良く描かれています。2013/01/22

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