出版社内容情報
人生を一変させる「学び」と出会うための本。
世に流行の「虚学」を拒否し、人生を深めるための「実学」に出会った人たちの具体例を通じ、学ぶことの本当の意味を問い直した好著。
資格取得のため、転職のため、キャリアアップのため、多くの社会人が大学や大学院などで学ぶ時代になった。だが、自らの社会的価値や利益を高めるための学びは「虚学」に過ぎない。自己の内面の欲求に即し、生き方そのものを探求する「実学」こそが必要なのである。本書は、「実学」によって自己変革を遂げた4人の具体例を通じ、本当の≪学び≫とは何かを問いかけた作品である。
▼一代で上場企業を育てあげながら、突如僧侶となった小島康誉氏、猛烈銀行マンから難病を機に、「生きる計画」を立て直す学びに入った梅原健次郎氏、医師として、患者に「死」を語れない無力感の克服を志した清水英一氏、看護師から社会福祉の道に入り、あるべき福祉を探求する丹羽和美氏。佛教大学通信教育課程で出会った4人の取材を通じ、人生を変える≪学び≫とは何かが見事に浮き彫りにされている。
▼「昭和史の語り部」として知られる著者による異色の自己啓発読本。
[第1部]「学ぶ心」と「学ぶ姿勢」をこの人に学ぶ
●第1章 小島康誉/創業者はなぜ僧侶になったか
●第2章 梅原健次郎/企業戦士、そして難病の果てに
●第3章 清水英一/「患者の心」がわかる医師になりたい
●第4章 丹羽和美/あるべき社会福祉を求めて
[第2部]人はなぜ「学ぶ」のか
●第1章 イミテーションとしての≪学び≫
●第2章 学ぶ者は皆、「師」を求めている
●第3章 楽しい学び、信頼できる教師
内容説明
学びたい気持ちが、無性に湧き上がるときがある。就職・転職や資格取得のためではなく、己の人生を深めるために…。本書は、自分の社会的な利益や価値を高めるための「虚学」ではなく、生き方そのものを探求する「実学」によって自己変革を遂げた4人の具体例を通じ、本当の“学び”とは何かを問いかけた好著である。人生に新たな展望を開くうえで、進むべき道を示す格好の道標となろう。
目次
第1部 「学ぶ心」と「学ぶ姿勢」をこの人に学ぶ(小島康誉/創業者はなぜ僧侶になったか;梅原健次郎/企業戦士、そして難病の果てに;清水英一/「患者の心」がわかる医師になりたい;丹羽和美/あるべき社会福祉を求めて)
第2部 人はなぜ「学ぶ」のか(イミテーションとしての“学び”;学ぶ者は皆、「師」を求めている;楽しい学び、信頼できる教師)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、北海道札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業後、出版社勤務を経て著述活動に入る。個人誌『昭和史講座』(年2回刊)主宰。立教大学社会学部非常勤講師、朝日カルチャーセンター講師などを務める。主に、日本近代史とくに昭和という時代に題材を求めたノンフィクション、評論、評伝を発表する傍ら、医学・医療、教育を社会的観点から問い直す作品を発表。2004年、第52回菊池寛賞を受賞
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