出版社内容情報
管沖から孫文まで中国の思想の流れがわかる本。
自国はもとより日本に多くの影響を与えた中国の思想。孔子から孫文まで中国の思想家50人を解説しながら思想発達の流れを読み解く。
古来から私たち日本人は、言葉や文字を初めとする多くの文化を中国から取り入れてきた。中でも儒学に代表される「中国の思想」は、現代の我々の生活や文化に深く根ざしており、その影響は無視できないものがある。
▼例えば『論語』。私たち日本人は『論語』に少年の頃から慣れ親しんでおり、「人生を生きる上での座右の書」と言う人も少なくない。また王陽明の唱えた「陽明学」も日本に大きな影響を与えている思想の一つだ。吉田松陰や西郷隆盛など幕末志士の思想と行動は陽明学説に負うところも大きく、明治維新の成功は陽明学抜きでは語れないとも言われている。
▼本書は、思想家50人の生涯を追いながら、それぞれの思想の誕生から発展・普及まで、その流れを読み解こうというもの。孔子、老子、孫文など誰でも知っている人から、屈原、王充、韓愈、厳復といったマイナーな人まですべてを網羅した、入門書として座右の書として納得の一冊。
▼文庫書き下ろし。
●第1章 古代の11人
●第2章 漢代の8人
●第3章 六朝・隋唐時代の7人
●第4章 宋・元・明代の12人
●第5章 清代・中華民国の12人
内容説明
古来から私たち日本人は、言葉や文学を初めとする多くの文化を中国から取り入れてきた。中でも儒学に代表される「中国の思想」は、現代の我々の生活や文化に深く根ざしており、その影響力は無視できないものがある。本書は、思想家50人の生涯を追いながら、それぞれの思想の誕生から発展・普及まで、その流れを読み解こうというもの。入門書として、座右の書として納得の一冊。
目次
第1章 古代の十一人(孔子;周公旦 ほか)
第2章 漢代の八人(劉向;鄭玄 ほか)
第3章 六朝・隋唐時代の七人(玄奘三蔵;慧遠 ほか)
第4章 宋・元・明代の十二人(范仲淹;欧陽脩 ほか)
第5章 清代・中華民国の十二人(愛新覚羅玄〓(か)(康煕帝)
黄宗羲 ほか)
著者等紹介
鍾清漢[ショウセイカン]
1928年台湾生まれ。台湾師範大学卒。1962年来日。早稲田大学教育学部を経て、東京大学大学院博士課程修了(教育学博士)。筑波大学・国士舘大学・早稲田大学講師、文化女子大学・川村学園女子大学教授。その一方で、アジア文化総合研究所所長を務めるほか、南華報新聞の「天人真言」コラムに評論を執筆する等、教育界を中心に日本とアジアの文化交流に尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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