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PHP文庫
明智光秀―なぜ「本能寺」に向かったか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 405p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569663456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天下安寧を願い信長を討った男の生涯を描く。

「ときは今 天が下しる 五月哉」――天下万民の幸福を願い、本能寺で信長に反旗を翻した明智光秀。その理想に殉じた男の生涯を描く。

<水色桔梗>の幟が京の町を埋め尽くす。間もなく夜が白み始める虎の中刻、本能寺の四囲を完全に包囲し終えた光秀の高らかな声が、ひそとした本能寺の中に吸い込まれる――「明智日向守光秀、織田弾正忠信長殿の御首、頂戴仕る!」

▼「本能寺」から遡ること二十数年、美濃明智城の陥落から最愛の妻子と共に落ち延びた光秀は、諸国を流浪する苦難の時代を迎える。

▼一度は滅んだ明智の再興を目指す光秀だが、いつしかその心は、乱世に平穏をもたらす主君を求めてやまなくなる。朝倉義景に失望し、将軍足利義昭を見限り、ついに光秀は己が主君として信長を見出した。

▼信長の掲げる<天下布武>への尽力によって異例の出世を果たし、一介の牢人から三十四万石の城主にまで上り詰めた光秀。その光秀を、自身が望んだ乱世の平定を目前にして「本能寺」へと駆り立てたものは何だったのか。天下万民の幸福を心から願い続けた孤高の智将の生涯を描く。

▼文庫書き下ろし。

●第1章 流浪の将軍 
●第2章 船出の秋 
●第3章 京の奉行 
●第4章 坂本の城 
●第5章 髑髏の酒 
●第6章 丹波への道 
●第7章 本能寺の夢 
●第8章 小栗栖の藪 

内容説明

水色桔梗の幟が早暁の京の町を埋め尽くす。光秀の凛とした声が、ひそとした本能寺の中へ吸い込まれた。「信長殿の御首、頂戴仕る!」―明智城の陥落から二十数年、信長のもとで異例の出世を果たし、一介の牢人から三十四万石の城主にまで上り詰めた明智光秀。その光秀を「本能寺」へと駆り立てたものは何だったのか。天下万民の幸福を心から願い続けた孤高の智将の生涯を描く。

著者等紹介

嶋津義忠[シマズヨシタダ]
1936年、大阪生まれ。1959年、京都大学文学部卒業、産経新聞入社。化学会社代表取締役社長を経て、作家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

24
デジャブを感じながら読んでいましたら、同じ著者の明智光秀(副題は異なります)と一緒のように感じました。年齢を感じ凹みました。2023/01/13

y系

0
少しだけ出てくる松永久秀の異様な存在感が印象に残っている2013/03/06

伊達酔狂

0
所謂、戦国3武将は大物だが、明智光秀も大物なのだ。あと、伊達政宗も。2007/06/23

maito/まいと

0
つい最近まで大河ドラマにも登場していた光秀。この作品では、武将と言うよりも政治家・野心家というよりも使命感あふれる清潔漢な光秀が描かれていて、多くの方がイメージされている光秀がいるように感じました。とはいえ、本能寺の変の真相については、近年の研究では第3者との結託説や謀略説よりも、天下への野心や、ある程度の突発的犯行が有力視されているとか。。。2011/04/03

うずら卵

0
光秀は北斗の拳でいうところのリュウガのようだという印象を受けた。誰よりも安泰を願うために、それを実現するに値する主君を見極め、その者のために尽力しようとした。 光秀のそのまっすぐさと不器用さゆえに、最後は裏切り者となり、頼りにしていた者にまで見放されるところは心が痛む。2020/08/09

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